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もんでんあきこ先生が影響を受けた漫画と知り、興味を持ちました。
北海道にこのような場所があることを初めて知りました。歴史的背景を含め、読んで損はない価値のある作品だと思います。出会えて良かったです。
貧さ故に過酷な人生をおくらざるをえない女性はもちろん、意思を貫くことのできない男性にも生きにくい時代だったのでと。
今、私たちにできることは何か。考えさせられる作品でした。
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もんでんあきこ先生が影響を受けた漫画と知り、興味を持ちました。
北海道にこのような場所があることを初めて知りました。歴史的背景を含め、読んで損はない価値のある作品だと思います。出会えて良かったです。
貧さ故に過酷な人生をおくらざるをえない女性はもちろん、意思を貫くことのできない男性にも生きにくい時代だったのでと。
今、私たちにできることは何か。考えさせられる作品でした。
某鬼退治漫画で遊郭についてTwitterとかでザワついていて、その流れでこの漫画に辿り着きました。毎話、読むのがしんどいです。遊郭は煌びやかに表現される物語が多い中、この作品は正反対ですね。尊い命ある、痛みを感じる人間なのに、女性が酷くぞんざいに扱われていた時代。本当にこんなことが行われていたの?人間がやることじゃない…と、胸が苦しくて目を逸らしたくなる内容です。私自身も女性で、赤ちゃんの娘がいるので余計に辛い気持ちになります。でも決して風化されてはいけない事実だと思います。戦争もそうですが、地獄のような辛いときでも、必死に生き抜いた人たちがいる。その人たちのおかげで今の日本があると思います。
女郎の世界がリアルに描かれているんだと思います。1日に何人もの相手をしなくてはいけない辛さとか、避妊なんてまともな方法もなかったであろう時代にどうしてたんだろうとか、現実的な部分も描かれています。現代の成人式では花魁に憧れてるような若い子もいるみたいだけど、決して華やかだけではなく、むしろ辛いことのほうが断然多かった、これが現実。ちなみに室蘭にそういう地域があったこともこの漫画で初めて知りました。
題名を見て気になり、無料分をまず読みました。
壮絶すぎる内容に思わず目をつむりたくなるところもありましたが、続きが気になり、引き続き購入。
私が10歳だったとき、いったいどんな風に過ごしていたか。両親に守られ、学校へ通い、習い事までさせてもらって、温かいお風呂に布団。
当たり前だと思って過ごしていたことが、当時の彼女たちは、そんな暮らしがあるとも知らずに生きていたのだと思うと、胸が締め付けられます。
ストーリーに引き込まれ、初めて課金して読み通した漫画です。
北海道で生まれ育った身でありながら、開拓時代にこんな悲痛で残酷な闇を抱えてきたことを知りませんでした。
史実を元に作られたストーリーですが、東北の貧しい農村家庭から売られてきた少女達のそれぞれの過酷な人生は、いろいろあっても今の時代がいかに恵まれているか考えさせてくれます。
あっという間に全て読み進めてしまいました。
開拓の歴史の裏にある、暗く重い事実を、初めて目の当たりにしました。
これが、近い過去に、自分の近くで、実際にあった歴史だと知り、心が痛みましたし、読み進める事に悲しさ苦しさもありました。
過去を知ることで、今や未来を考え知る、感謝する事の大切さ、改めて考えました。
歴史の書物、資料として、読み進めさせてもらった気がします。
日本は、この女性たちの犠牲のうえになりたっているということを、私たちは絶対にわすれてはいけないですね。
今も大変な世の中ですが、少なくとも今の私たちには選択肢というものがあります。
今の時代に生まれた事を常に感謝して、優しさをもつことと、幸せになることは私たちの義務ですね。
この女性たちも含め、ご先祖様にきちんと手を合わせて、感謝を忘れないで生きてゆきます。
無料分まででやめておこうとずっと思ってましたが、すごく話の続きが気になりました。現代の心の深い傷も浅く感じられるような過酷な歴史を知らされました。男尊女卑で、貧しい中、強く生きた女性たちがいたからこそ、現代があるのだなと、感謝の気持ちにもなりました。
しかし、乳飲み子育てながら合間で見る漫画としては少しキツかったです。心に余裕が多少ある状態で読むことをおすすめします。
かなり重く、辛く、目を逸らしたくなる場面も沢山でてきます。
それでも、主人公と同じ女性として知ることが出来て良かった作品です。
平成の世に生まれ、結婚や子育てを当たり前に出来ている環境に感謝したくなります。自分の辛さなんてここに登場する女性達に比べればあまりにちっぽけ。強く生きなければと思えます。何十年経っても心に残っている作品になると思います。
北海道開拓史について全く知らなかったし、室蘭を栄えさせた鉄工業、その繁栄の影にある幕西遊郭についてなど初めて知ったことばかりで衝撃的だった。
親・子の関係が主題であるが、女郎、芸妓、女郎小屋の女将や番頭、運動家の学生、製鉄産業など様々な登場人物たちの立場も丁寧に触れられていて史実を元にした物語としての奥行きが出ており非常に面白い!