4.0
ミステリの女王
「ヤヌスの鏡」からこの作者のファンです。
画はレトロですが内容はいつ読んでもスリルたっぷりで読みごたえあります。少し怖いところもありますが、今回もなかなかです。
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「ヤヌスの鏡」からこの作者のファンです。
画はレトロですが内容はいつ読んでもスリルたっぷりで読みごたえあります。少し怖いところもありますが、今回もなかなかです。
作者さんが大好きで読んでみました。
いつもどこか仄暗くて、ミステリアスで、なんだかドキドキしたのを思い出しました。
どこかスッキリしない感じも宮脇先生だからかなぁ〜なんて。
無料分だけ読みましたが、正統派のホラー。安定感があります。今市子さんを思い出します~。続きが読みたいです
古い作品ではあるが、品のあるホラーで、安心して読めた。
短編集だが、共通して流れているひとつのテーマみたいなものは、「子ども」と「大人」だと思う。
子どもの頃に体験した「わけのわからない何か」が、大人になったときに、どうとらえられるのか。
私たちは成長し、一定の常識や判断力を身につけるが、子ども時代の記憶に刺さったある種の違和感みたいなものは、解決されないままに残ったりもする。
その、変わらない「わけのわからなさ」みたいなものが、上手にキープされているというか、変に合理的な解決を見ないまま、何となく嫌な感じを保って、ただ、そこに残る。
昔をふと思い出して、「あれは何だったんだろう」と何となく不穏な気持ちになった経験というのは、多くの大人にあるのではなかろうか。
その何とも言えない感じを、ホラー漫画のフォーマットに落とし込んだような、丁寧で精度の高い作品だと思った。
事実としての記憶、だけではなく、感情の記憶、というものを大切にしていないと、なかなかこういう作品は描けない気がする。
伏線が綺麗に回収される、というような話はないが、本作の一種の収まりの悪さみたいなものに由来する不気味さは、実感としてすごくわかるし、リアリティーのある大人の怪談、という感じで、私はわりに好きであった。
絵に惹かれて読み初めました 箪笥の取っ手が目に見えます 田舎の古い家や調度品が独特の雰囲気を醸し出しています
小さい頃、名探偵保健室のおばさんや、ヤヌスの鏡から先生の大ファンでした。謎がなぞを呼ぶ、また綺麗な絵も大好きです。✨
表紙の絵がもう…美しいけど怖いでしょうよ。岩井志麻子の作品を彷彿とさせる怖さ。日本特有のじめっとした不気味さが作品全体に出ていて、じわじわ来る怖さがこの残暑にピッタリだと思う。
もっとドロドロとした怖いストーリーだと思ったらあっさりと読めてしまった。ちょっと期待しただけに残念。
まず表紙の絵を一目見てひかれて無料ということもありますがすぐに購読しました。不思議で妖しいお話しと絵柄がぴったり。有料になっても最後まで夢中で読みました
いつも暗い作品ですが、緻密な時代背景で、絵も美しく読みやすいです。もっとたくさんの作品をよみたいです。