5.0
儚さと危うさ
往年の名著。久しぶりに読破しました。
人の小ささや浮世の儚さをひしと感じるこの漫画は、世の中の様々な理不尽を蟲という不思議な存在で、切なく感傷的に解き明かします。
自然の摂理というものを、オリジナルのオカルトから語りかける、、、そんなストーリーに心が打たれます。
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往年の名著。久しぶりに読破しました。
人の小ささや浮世の儚さをひしと感じるこの漫画は、世の中の様々な理不尽を蟲という不思議な存在で、切なく感傷的に解き明かします。
自然の摂理というものを、オリジナルのオカルトから語りかける、、、そんなストーリーに心が打たれます。
他にない物語の世界観で、私にはちょっと内容を理解するのが難しい作品ではありました。でも不思議な世界だなって感じで面白いと思います!
この作品に出会ったのはもう10年以上前になりますが、今読んでも、とても面白くて味わい深い作品だと感じました。ムシが視えるギンコとその周りの人々、ムシにより人生が大きく変わる人々。
たくさんの依頼を受けながら、旅をするギンコに憧れます。日本の古き良き時代を描きつつ、毎回話の深さに驚かされます。
日本に生まれたなら、ぜひ読んでいただきたい、そんな素晴らしい作品です。
生と死のあわいに生きる蟲と人間、それぞれの[あるがまま]の在り方に、時に切なく胸打たれ、時に心温まる傑作です。どちらが悪い訳でもない、ただあるがままにあるだけ、という、作中のギンコの台詞がとても印象的。
戦前の日本のような、それでいて何時ともしれない不思議でノスタルジックな世界観からは、生々しい雨の匂いや古い日本家屋の湿った空気、見たこともないはずの不思議な蟲達の息遣いすら感じられて、一話完結のオムニバスなのに読むのを止められない圧倒的魅力があります。
間違いなく、ジャパニーズファンタジーの最高傑作のひとつ。
蟲にピンとこなかったけど読み始めるとその世界観がおもしろくて好きでした。無料で毎日読み進めるのにいい感じでした。
はじめの「緑の座」(4話)を読んでみた
柳田國男が書き残した異形のものがいる独特な世界観にも通じるような、古き日本の静かで闇を感じる雰囲気が不思議な余韻を残す
主人公の この先の旅の様子も知りたい
不思議でなんか日本昔のような懐かしさを、感じます
自分達だけが生きているのではなく、蠹に対しての愛情を感じます
ギンコさんの旅がいい旅でありますように
高校生の時からずっと大好きな作品です。
今でも漫画は色々と齧っていますが、これほど日本の幻想的な感覚と世界観を表現している漫画は無いと思っています。
蟲師はアニメが先でした。サウンドもよく完成度が非常に高い。だがコミックも負けずに素晴らしい。タッチ少なめの画から、蟲達画滲み出そうな神秘性の物語。
この世界観っていうか、普通な中に異様さが好き。
色んなファンタジー作品あるけど、この『美しさ』と『怖さ』みたいなのが混ざった質感の物語は、読んだことがなかったので好きです。