4.0
静かな物語
『ミステリと言う勿れ』を読んでいるトコで、同じ作者さんなので読んでみました。
突然の妹の死が切っ掛けで、改めて妹の事を考えるお話です。
当たり前のようにずっと存在してるものと思っていた家族だから、深く考えもせずに過ごして来た自分は妹の事をどれだけ知っていたか。
静かに進むストーリーにじんわり涙が出る作品でした。
良い作品なので、もう少し深堀りして10話位で読みたかったです。
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『ミステリと言う勿れ』を読んでいるトコで、同じ作者さんなので読んでみました。
突然の妹の死が切っ掛けで、改めて妹の事を考えるお話です。
当たり前のようにずっと存在してるものと思っていた家族だから、深く考えもせずに過ごして来た自分は妹の事をどれだけ知っていたか。
静かに進むストーリーにじんわり涙が出る作品でした。
良い作品なので、もう少し深堀りして10話位で読みたかったです。
急逝した妹の身の回りを兄が整理しながら、妹の人生や生活を辿っていくストーリーです。
家族でも、一緒にくらしてても離れてても意外にわからないことだらけなんだと読んでて私も痛感しました。
お兄さんが妹さんの生活を見つめて行ったことでいろいろなことに気がついていきます。
もっと生きてるうちに…そんな気持ちが伝わってくる漫画でした。
本当は生きてる間に兄妹の意思、感情の疎通が
あればよかったのだろうけど、妹の死によって
気付かされた兄妹愛。
親子とは違う兄妹愛、悲しいけれど
温かい涙が目に溜まった。
今回は兄からの視点で親は悲しんでる姿しか
描写されていない。
また違った視点でいろんな思い出が交錯してることだろう。
突然妹を亡くしたお兄さんのお話です。
妹のものを片付けていくうちに、知らなかった妹が見えてきます。
田村先生の短編は本当におもしろい!
ぜひ昔の短編も読んでみてほしいです。
言うまでもなく大御所だし面白い。
でもミステリの時も感じたけれど、少しだけ説教くさくなったような?今まではそれだけ女性に対する固定観念が強くてそこに苦労された方なのかもしれないけれど、女性擁護が露骨に作品に出てくる感じになってきたかも。
ものすごく懐かしい絵!昭和!と思ったら、ベテランの漫画家さんの作品だったのですね。すでにいなくなってしまった人の足跡をたどる・・・今知ったとしてもどうにもならないけれど。希望は感じるけれど、悲しい話ですね。
妹を亡くした兄が、
死後、自分には見えてなかった妹のことを知っていく。
それに伴う、兄の心の情景が淡々と描かれる。
人の心の動きを描いた漫画。
佳作だと思う。
突然亡くなった「年の離れた妹」を、兄が遺品整理等していく中で、少しずつ知っていく話です。亡くなってからではあったけど、お兄さんが、妹のことをわかって良かったです。短い話ですが、ジンときました。
どのくらい家族のことや周りの身近な他人のことを知っているのだろう。同じ刻を歩いているはずなのに知らない人生がある。当たり前だけど、知っていたら何か違った景色があったかもしれない。
切なく優しいお話です。
作者さんらしい、でも短編だから凝りすぎてはいない、
とても良い作品でした。
亡くなってしまっているのは漫画とはいえ辛いですが、
良い人生だったんだろうなぁと思いました