5.0
家族のような物語です。
希夏帆ちゃんはwriterのような仕事をしている。
作家なのか、脚本家なのかよくわからないがとにかく〆切に追われている仕事だ。
アラサーでその仕事で独り立ちできるのは才能のある人だと思う。
少なくとも2LDK以上のマンションも持っている。
考え方に基盤が有るらしく不意の出来事にブレない。
ある日突然、子供が二人現れても動ぜず、
その子供で生活そのものが激変しても淡々と受け入れる許容量がある。
少し不器用さがみられるが、相手の立場を考えて
意見を言う昨今では珍しいしっかり者だ。
自分に置き換えても30歳ぐらいで、こんな風に考えたり、こんな行動はできなかったろう。
最初は希夏帆さんの周りで起こる日常の出来事にだが、
主役が交代しても、周りに良い人が現れて上手く収まって行く。
何気ない日常は描写が難しいけど、納得させられる事柄もあり、
なぜか気になって珍しく1話も抜かず読んでしまいました。
実際の生活はこんな風に治らないかもしれないけど、面白い物語です。
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