spica*pさんの投稿一覧

レビュアーランキング 3127位

作品レビュー
投稿 114件 / いいね獲得 298件
話コメント
投稿 0件 / いいね獲得 0件
  • 新着順
  • 全ての内容
  • 全ての評価
並び順
ネタバレ
その他条件
評価
検索条件変更変更しないで閉じる

31 - 40件目/全81件

  1. 評価:2.000 2.0

    かもしれない

    私は基本、女性キャラには寛容です。
    ウジウジしててもおバカでもツンデレでも何でも、そんなに気になりません。
    ぶっちゃけ男性キャラが好みならば、他は割りと大丈夫だったりします。
    でもこの女性キャラはどうにも受けつけなかったというのが本音です。

    無邪気と無神経は違いますよ。
    純真無垢で恋愛に無知な女性キャラという設定を目指したんだと思いますが、これは本当に申し訳ないけれど発達障害のレベルです。
    どうせなら、発達障害の女性キャラとして描かれてたら読めたかもしれない。
    私の姪が発達障害アリですが、周囲も事前情報ってやっぱり必要で、知らないままで接するのと知ってから接するのとでは雲泥の差があります。
    知らないで接した他人には、大抵は不快感を与えてしまったり困惑させたりしてしまうものです。
    このヒロインは、それと同じ感情を読者に抱かせてしまったんだと思います。
    レビューであれほど受け入れられないのは読者に心の準備がなかったからでしょう。
    ああ、そういう人なのね。と理解してれば優しい気持ちで見られたでしょう。
    繰り返します。
    どうせなら、発達障害の女性キャラとして描かれてたら読めたかもしれない。

    この作家さんの作品を、もう1作読ませて頂きましたが、そちらもなんだか気に障るタイプの女性キャラでしたw
    「キャラクターの魅力」というものを、少し見直されてみてもよろしいんじゃないかと思います。

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    無機から生命体へ

    説明らしき説明はありません。
    背景も舞台も年代も、作品の意図でさえも説明はありません。

    ただただ球の行く末を観察しています。
    見守るのとも少し違う感覚。
    感情移入し過ぎたり、哲学的な事へ思考がいき過ぎると、メンタルを侵されてしまう様な気がします。

    たぶんこの作品は、結末がどうなるかとか関係がない、過程こそが大切なストーリーなんだと思います。

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    雅な音楽の様です

    101話まで配信でのレビューです。
    原作を知らずに読みましたが、現段階までではミステリとしてはかなり軽めだと感じました。
    主役達の年齢設定も若いし、原作も中高生向きなんでしょうか。
    本格的なミステリを期待して読むと、少々肩透かしをくらうかもしれません。
    どちらかというとお悩み相談を小気味良く鋭く解決するという表現の方が近いかと思われます。

    とはいえ古典や歴史、骨董品など、京都にまつわるものもそうじゃないものも丁寧に触れられていて楽しく読めます。
    もともとが、そちらの分野に造詣がある方なのか、取材を頑張っていらっしゃるのかだと思いますが、とてもわかり易く様々に披露されています。
    かといって蘊蓄が過ぎるでもなく、適度に纏められていて読み手を疲れさせません。
    イケメン青年がスマートに、またさらりと語る流れがいい感じなんだと思います。
    雅な音色に耳を傾ける様な感覚とでも申しましょうか。

    作画も風景、古美術品、骨董品などとても綺麗に描かれていて、まるで現物の美しさが伝わってくるかの様です。
    難しくなく重くないミステリがいいという気分の時に良い作品だと思います。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    愛も死も暴力も

    この作品が描かれたはっきりした年代を知りませんが、かなり昔のもので、私が学生の時でも既に古い漫画の部類でした。
    それでも根底にあるものは、普遍的で時代などは関係ない作品だと思います。

    一見、清く正しく明るい青春漫画ですが、とても重く苦しいテーマが幾つもあり、時には目を背けたくなるほど辛い時期もあります。
    主人公達の中学時代から大人になるまでのストーリーで、私が初めて読んだのも中学生の頃だったと記憶してますが、涙なしには読めない、というより何度も号泣しながら読んでましたし、今でも読めば泣けてきます。
    なのにやはり、時折ふと読み返したくなり繰り返し繰り返し、読んでいます。
    本当に時間に余裕がある場合だけですが。

    キラキラだけの漫画ではありません。
    登場人物それぞれの人生が丁寧に描かれ、そこに在ります。
    愛も死も暴力も。
    リアルかと問われれば、それはやはり漫画なので、現実的ではないかもしれませんがドラマティックで引き込まれます。
    絵柄や登場人物のキャラクターなどが個性的だし、好みが分かれやすいかと思いますが、少なくとも私は好みではないのに魅了された1人です。

    • 1
  5. 評価:2.000 2.0

    タイムリープ系のタイミング

    辛口のレビューが多くみられますが、まぁそうですよねと言わざるを得ない仕上がりだと思います。

    種明かしを最後まで引っ張らなきゃというのは充分に理解出来ますが、何話読んでもピンとこない展開に読み手は焦れてしまうでしょう。
    本当はミステリアス感を出したい、なのに結果はまどろっこしさに繋がってしまったという印象です。
    実際に私はモヤモヤして我慢出来ずに原作を読んでしまいましたw
    でも正直、原作の仕上がりも申し訳ないんですが微妙だなぁと思ってしまいました。
    表現力の薄い原作を、さらに表現力の薄い作画で出しちゃったらこうなってしまうんじゃないでしょうか…。
    タイムリープ系は種明かしのタイミングが重要でしょうし難しいんだと思いますが、プロットを理解していれば、もっと何とかなった気がします。

    登場人物にも原作の時点で突出した魅力は感じられませんでしたが、そういった別の楽しみもあれば、もう少し良かったかもしれません。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    ブンてんキタw!

    待ってました、いくえみ先生の猫漫画!
    主役はブンさんという猫ですが、あらすじにある様に、多頭飼いされてる猫さん達がとっかえひっかえ登場します。
    たまーに犬のシロさんも登場します。
    可愛いです、とにかく可愛いです。
    そして笑えます。

    この方はどんなテーマの作品でも、独自の世界観で素晴らしく魅せて下さいますが、実は個人的には猫や犬を描かれた、この手の漫画が一番好きだったりします。
    昔から、コミックスの巻末や余白スペースにちょこちょこ小ネタ的な猫漫画を披露されていてどハマりしておりました。
    時々、切ないお話にもなるけれど、基本、めちゃめちゃ面白いです。

    タイトルはパッツン前髪みたいなブンさんのおでこに由来してます。
    とても性格の良い、天然な猫さんです。
    コミックスは先日6巻が発売されました。
    ちなみに、上記した巻末・余白の猫漫画を纏めた0巻もあり、フォトブックの様にも楽しめます。
    全巻、肩振るわせて笑えておすすめです。

    • 14
  7. 評価:2.000 2.0

    とっ散らかった印象

    表紙のイメージからは、怪談物系のホラーかなと予想して読んだのですが、その期待とは違う内容でした。

    冒頭からしばらくは、表紙の首が長い幽霊かと思える「亡者」にワクワクしていましたが、その後はまったく毛色の違う「亡者」が現れます。
    この「亡者」の統一感のなさに、全体的にとっ散らかった印象を受けてしまいました。
    幽霊とエイリアンを同じ土俵に上げちゃった様な、そんな感じを。
    そのとっ散らかった印象のまま、謎も謎のまま「亡者」とのバトルが繰り広げられますが、そもそもが怪談物の雰囲気を期待した私には、これが非常に苦痛でした。
    バトルを楽しく読めなかったので離脱。

    そういうわけで、これは結末はわからないままのレビューになります。
    好みの問題と言われればそうなんですが、私みたいな先入観がない方が読まれたとしても、おいてきぼりにされる感じはあると思いますw

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    よく練られたストーリー

    好きな作家さんなので、あまり深く考えず読ませて頂いたけど、いい作品でした。
    終始さらっとしている様で、実はとてもたくさんのテーマが盛り込まれていて、静謐な中の熱さを感じました。

    1編目の主人公は男子大学生。
    手のパーツモデルという少し珍しい職業を垣間見られると同時に、彼の恋やトラウマや気づき、それらによって得た成長が描かれています。
    彼が恋するお相手の彼女の健気さや、彼のマネージャーのひたむきさ、彼本人のまっすぐな素直さ、それはすべてが優しさで、3人のさりげない善良さが好きです。
    ただ彼女、危険な事故に見舞われ過ぎ?
    2編目は女子高生が主人公。
    彼女の背景がとてもナチュラルで、内容がすんなりと入ってきました。
    決して孤独ではないのだけれど、こういう環境だと感じがちな淋しさ、それ故の結果が無理なく描かれていると思います。
    ちょっと不穏な感じの描写も、楽しませてもらえました。
    途中、結構早い段階でオチがよめてしまったので、それだけが残念でしたが。

    どちらも少し重めなテーマですが爽やかさもあり、暗くなり過ぎていないのも、この作家さんのすごいところです。
    大変、読書好きな方なのでやはり構成力の高さを感じさせられます。
    色々と、練り方が巧みですよね。

    • 2
  9. 評価:4.000 4.0

    未成年を守る壁

    映画化も漫画化も、原作のそれを越えるのは難しく、また超えるのもどうなのよ?とも思うんですが、こちらの作品はなかなか楽しんで読ませて頂きました。
    この尺に収めるのは大変だったでしょうが絵柄も美しく、原作の世界観も崩さずに綺麗に纏められていると思います。

    完璧な復讐を遂げる女性教師。
    その背景は原作でも綿密に描写され、同情を誘うものですが、復讐対象が未成年というところで読者に揺さぶりをかける、なんとも悩ましいストーリーです。
    ただの未成年ではなくて、まだ法的に守られるべきの、刑罰を科されない年齢なのが核だと思われます。
    もし復讐対象が刑罰を受ける年齢なら。
    女性教師はどちらを選択したのだろうかとか、どうしようもない絶望に何らかの違いは生じるのだろうかとか、そんな揺さぶりです。

    この復讐を許容するのか否か、それはそれぞれの思いや葛藤や倫理で、つまりその答えは、やはり「有る」し「無い」のでしょう。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    タイトルにシビれて

    タイトルが素敵だったりジャケットが綺麗だったりすると、ついついすぐ買ってしまうんですけど、この作品も然り。
    超有名なあの小説家の超有名なロマンティックな和訳に「とりあえず〇ね」を合わせてくるとは、なんてけしからんとシビれました。

    愛する相手を突如、猛烈にあやめたくなってしまう、という謎の症状。
    面白い設定です。
    今、まだ完結していない時点でのレビューですが、この謎の症状の生かし方が少しもったいない気がするのですが、今後の展開に期待させて頂こうと思います。

    絵柄はあまり好みではないのですが、苦悩したり堪え抜いたりというシーンが必然的に多くなるこの作品で、そんな必要不可欠な表情の描き方が、胸に迫るものがあって大変お上手で見応えがあります。

    • 0
全ての内容:全ての評価 31 - 40件目/全81件

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています