5.0
根気よく見守れば面白くなる
主人公のエラが思慮深く聡明で、全力で応援したくなるタイプ。なのでスッと感情移入はできるんだけど、エラに降ってかかる試練がなかなかひどく、読むのはけっこうしんどいと思う。そして何よりイライラするのが王子のポンコツっぷり。これにはガッカリする人は多いんじゃないかな。でもエラの人柄に触れていくうちに別人レベルで変わっていきます。そこまでを見守ることができたなら、その頃にはこの作品にどっぷりはまっているはず。
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レビュアーランキング 25位 ?
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主人公のエラが思慮深く聡明で、全力で応援したくなるタイプ。なのでスッと感情移入はできるんだけど、エラに降ってかかる試練がなかなかひどく、読むのはけっこうしんどいと思う。そして何よりイライラするのが王子のポンコツっぷり。これにはガッカリする人は多いんじゃないかな。でもエラの人柄に触れていくうちに別人レベルで変わっていきます。そこまでを見守ることができたなら、その頃にはこの作品にどっぷりはまっているはず。
暴力的な表現がたくさん含まれているので、苦手な方にはあまりオススメできません。しかし、世の中には善良な市民にも関わらず、理不尽な仕打ちを受けて命を落としてしまう人がいます。たまたまそこに居合わせたというだけで、まるで不慮の事故に遭うような巻き込まれ方で…
母親を何者かにより殺されてしまい、塞ぎ込んでいる主人公が、ある日二人組の男たちに一方的に絡まれリンチを受け、まさに命が消えようとしている時に、延命と引き換えに鬼と取引をします。そして主人公は鬼による絶大な力も得ることになるのですが、それには犠牲が伴っていて…
力を得ても主人公はあくまでも真っ直ぐでやさしく、しかしそれをもってしても世の中にはどうにもならない悪や理不尽が溢れている。
凄惨な境遇や内容に、読んでいてとても辛く感じることもありますが、とてもメッセージ性の強い作品だと思います。
息子が発達障害なので定期的にカウンセリングに行ったり、関連した本も読んだりしているので、主人公の行動や心理などに共感しながら読んでいる。私自身も程度は軽いけれど多少そういう要素を持っているので、うっかり忘れることのないように常にメモに残したり、アラームをかけたり、通常運転でもずっと気を張っている状態なので、余計に疲れてしまうのよね。特に仕事での悩みは本当にリアルで、少しでも自分の特性に合わない仕事に就こうものなら、銀行員時代の主人公のような居心地の悪さを感じてしまうことになってしまう。特性を持った人は社会においても一握りなので、こういった人を面倒くさいとか一緒に仕事をしたくないとか思う人がいるのも仕方のないことだとは思うけれど、刺さる人には刺さる、そんな作品。
哲学とか心理学の要素が入っていて少し難解だったりするけれど、ストーリーがよく練られていて普段は意識しない気づきも多いので、作品の世界観に引き込まれる。シリアスなシーンの中にも笑いがところどころに散りばめられていてバランスもいい。そして何より絵が綺麗。作品中にはたくさんの登場人物が出てくるけれど、それぞれのキャラがちゃんと立っていて魅力的。自分の推しを見つける楽しみもあるかも。もう褒め讃えるところしかない。
ヴァンパイアものは出尽くしているぐらい取り扱われているテーマだけど、絵が綺麗だったので、あまり期待せずになんとなく読んでみたら…思いのほかストーリーがしっかりしていて、シリアスな中にもところどころに笑いが散りばめられていて、次はどんな展開が待っているんだろうと、続きが気になるぐらい引き込まれる内容だった。キャラクターも一人一人たっていて、「あれ?これって誰だっけ?」というのがないのはすごい。使い魔のダンテがいい味出してる。
飼い主の頼ちゃんが大好きで、時々頼ちゃんの彼女にヤキモチを焼きながらも、頼ちゃんの幸せを1番に願う健気なにゃんこ😺 それでも基本ネコなので、自分の感情のままに行動したり、少々ワガママなところもあるのですが、それさえもかわいくて憎めない存在のオードリー。しゃべれることは隠していますが(時々うっかりバレることもアリ)、もしネコがしゃべることができたら、我が家の飼い猫も私のことが大好きなので、もしかしたらこんなふうに思ってくれていたりするのかな~なんて思いながら読んでいます( ´艸`)w💕
なかなか知り得る機会のない仕事なので、ちょっとした好奇心で読み進めてみたけれど…とても深い内容だった。これは大変な仕事だと思う。遺品の処分だけでもなかなかできることではないが、遺族の反応によってもその人の生前がどうだったかがわかってしまう…因果応報、自業自得といった場面に遭遇することが多々ある業務(もちろん、救われる回もたまにだがある)。これは、誰もができる仕事ではない。いやむしろ、できる人がかなり限られてくる仕事なのでは。グロい現場での業務だし、人間の本質を垣間見てしまうので重くなりがちな内容ではあるが、沖田×華さんの作画でいい感じにオブラートに包まれていて、読みやすくなっている。これをリアルな描写を得意とする先生が担当したら、きっとトラウマ必至の作品になっていることだろう。まあもっとも、食事時に読める内容ではないが。 1人でも多くの人に読んでもらいたい作品。
猫好きでなくても楽しめますが、特に猫好きにはたまらない内容です❤ 主人公とニタを中心に、それを取りまく様々な人物や猫が登場しますが、どれも短編で構成されているのでとても読みやすいです。
猫と人間がお互いを思いやり、信頼しあう姿に泣かされることもあれば、主人公とニタとのやり取りが軽妙で、思わず吹き出してしまうことも( ´艸`)w そしてどの物語にも根底に人情が溢れていて、人と猫との絆、親子の絆に感動します。
物語だけでなく、猫の絵も素晴らしい✨ 猫が満足げにニッコリ微笑む表情には、こちらも思わず微笑んでしまいます😊💓 まだ読んだことのない方は、ぜひ読んでみてください😄 オススメです。
異世界に来たという導入部分があまりにも雑だったので「えっこれってどうなの!?(;゜ロ゜)」と思いましたが、読んでいくうちにすぐにストーリーに入り込めました。主人公の心理描写が表すのにどうしても文字が多くなりがちですが、わかりやすく表現されているので、すんなりと理解できます。主人公は思索する時に悪い顔になったりしますが、根はとてもいい人なので応援したくなります。
もし同じことを自分が体験したら、まともに日常生活なんて送れないぐらい怖いのですが、作者の方は遭遇しても華麗にスルーを決めこみます(笑) 回を重ねるごとに、霊も自分の存在を認めさせようと必死(!?)にアピールし、対する作者はそれを更に上回るスルースキルを身につけ…といった攻防に思わず笑ってしまいました😁 次はどんなことが起こるのか…続きが気になります。
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