5.0
考えさせられる
どこにでもいそうな、というかむしろ羨ましくなるような美しく優しい母親と息子の話です。虐待するわけでもなく、厳しく押さえつけて育てているわけでもないのに、なぜかずっと不気味な違和感を感じます。
愛情たっぷりに息子を育てながら、愛情ゆえに?少しずつ壊れていく母親。。なぜこうなったのか、とても気になります。正気を失った母親を、必死に庇おうとする息子の心理にも興味が湧きます。3歳の息子を育てている身としては、考えされられる作品です。
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どこにでもいそうな、というかむしろ羨ましくなるような美しく優しい母親と息子の話です。虐待するわけでもなく、厳しく押さえつけて育てているわけでもないのに、なぜかずっと不気味な違和感を感じます。
愛情たっぷりに息子を育てながら、愛情ゆえに?少しずつ壊れていく母親。。なぜこうなったのか、とても気になります。正気を失った母親を、必死に庇おうとする息子の心理にも興味が湧きます。3歳の息子を育てている身としては、考えされられる作品です。
タイトルから内容はわかってはいましたが冒頭から、読んでいて胸が痛かったです。
さっきまで元気に話していた夫が、ちょっと出かけて帰宅すると、還らぬ人に。。
作者さんの、驚き、怒り、悲しみは想像するに余りあります。
そして少しずつ、生前のご主人の不思議な言動、こうなるとわかっていたとしか思えないようなエピソードが次々に明らかになっていきます。私はスピリチュアルなことは好きでも嫌いでもないのですが、こういうことって本当にあるんだなぁと感慨深かったです。
亡くなったご主人が、作者さんのことを今もとても大切に思っていて見守ってくれていると信じられるし、ご主人のためにできることを必死に探して行動し、ご主人の願いを見事実現させた作者さん、お二人の夫婦愛に心から感動しました。
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