赤い雲さんの投稿一覧

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21 - 30件目/全73件

  1. 評価:5.000 5.0

    あたたかい人

    第一話が畳み掛けるように早足で、ちょっと性急な感じで、哲司くんと同じくらいパニックになったけど、状況と設定が少しずつなんとか頭におさまった。成仏とか天使とか、宗教が混ぜ混ぜだけど、まあこの程度なら良いと思う。全てのキャラが深く魅力的だけど、特に哲司くん。最初、読者の誰も、見るからにモブなこの男の子がキーマンになるとは思わない。それが、凪の一言「あなたの魂はとてもきれいなのに」ハッとしましたね。私たちの曇った目では見えないものを、凪は教えてくれる。そして普通の漫画なら、凪のお相手はどう考えても嵐でしょう。嵐本人もそのつもりだったでしょう。いや、おみそれしました。

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  2. 評価:4.000 4.0

    心配りが出来るから「お構いなく」と言える

    はるさんは人をよーく見ている。そして智子も人をよーく見ている。2人ともお互いの良さにきちんと気づいてる。2人は変人でも何でもない。2人とも、他人というものを尊重する成熟した大人だ。2人の違いは、はるさんは「あなたは間違ってる、だからすぐにやめろ」と他人に主張することに全くためらいがない。智子は他人と波風を立てないことが最優先。自分さえ我慢すれば、と耐えてしまう。はるさんとは真逆のメンタルだ。(リアルでもこれが一番、無神経な奴を増長させてしまう原因なんだけど)ファッションや生活スタイルにも2人の性格はそのまま表れている。はるさんは智子のことを(恐らく他の人のことも)よーく見てるから、「あ、今日はメイクも洋服もいつもと違う。おめかししてるな」と気づいたら速攻でそのこと自体を賞賛する。それがどんな服やメイクだろうと、「いつもと違うことにチャレンジしてみよう」という智子の心意気こそを愛で、応援し、「素敵なコーディネート」と心から賛美するのがはるさんなのだ。まさにこれこそが「粋」というものである。もし智子のファッションが、同僚の2人の言う通り「オバ見え」なるものであったとしても、センスださいなーと心の底では思っていたとしても、智子がもっと魅力的に見える服装があると知っていたとしても、智子が自分に助言を求めるまでは、それを言わないでおくのが「大人」のやり方であり、心配りというものだ。そしてもし、彼女たちが友人なら、智子の性格を普段からよく見て、どういう風なエスコートなら彼女の心を尊重し傷つけないようにアドバイスできるかを考えることができるはずなのだ。新人との体型の違いの引き合いに2人を並ばせて笑いをとるなんて無神経な真似は、絶対に友人のすることではない。人の外見しか見てない薄っぺらな人間の言うことを、はるさんは鼻で笑い、切り捨てるだろう。智子もそんな人間たちの言葉に傷つくことはもうやめて、余計な忖度を手放して自由を得るべきだ。とまあ、そういう展開だと嬉しい。いつか「お構いなく」と笑って言える智子が見たいね。

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  3. 評価:5.000 5.0

    ひとつのモード

    登場人物のファッションのディテールが素敵ですね。全裸にセーラー帽も、なんかおしゃれ笑 ミステリアスな導入。しかし、数十年前のヒロインはキスされるシーンは、キスってだけでとんでもなく劇的で、「ズキュウーーーン」だったのに、現代版ジョジョのヒロインは「一回キスしたくらいで…」。うーん、時の流れ?単にキャラの差?

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  4. 評価:5.000 5.0

    ダンス・ノーブルへの道

    女の子だとプリマへの道ですが、これは日本の普通の男の子がバレエを目指すと確かにこうなるだろうなーという世界。絵に多少癖はあります、ていうか、バレエに限らずBーBOYなどの現代のダンス、フィギュアスケートや新体操などの芸術点を競うスポーツ、歌舞伎やその他、およそ舞踊と呼ばれるジャンルの漫画は、みんな絵に癖がある先生が描いてると言っても過言ではない笑 「天才的ライバルへの嫉妬」「致命的な身体コンプレックス」「殻を破れない」「貧困」「恋愛」…などなど、主人公は最低一度は闇堕ちし、このジャンルはその理由に全く事欠かない。元々いくらでもドラマチックに描けるのが舞踊モノなのだ。それゆえに、主人公が最初に踊るダンスの場面がとても大事、それがダメならその漫画は失敗だと言っていい。これは素晴らしい。バレエに「一目でやられちゃった」男の子!そこに引き込んだ男性ダンサーの美しさ、見事です。これぞ王道。素晴らしいモノに触れてしまい、自分も同じ道を志す少年少女の魂を溶かすのは、間違いなくこういう舞台とスターでないといけませんよ。会話のセンスが良いので、ちゃんと漫画としても楽しめる。…でもやっぱり、この男子、日常的に舞台メイクしてんのかしら?と思うくらい濃いアイライン、少し引く。

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  5. 評価:5.000 5.0

    女性の身体を描かせたらピカイチゆうき先生

    バーディーがとても美しい。現実感のある色っぽさなのだ。(例えば「パトレイバー」に出てくる思春期の少年バドが、お世話係の女性の胸元にドキドキする、そしてある夜ついに、ちゃっかりその乳房にかぶりついたままスヤスヤ眠ってしまう→エロ半分母恋しさ半分のおっぱい願望がすごいリアル…)。独特の生々しさというか、エロ、それだけでもこの漫画は楽しめる。

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  6. 評価:5.000 5.0

    痛みと喪失感

    私の母は東京大空襲の日に高い階段から落ちて、命は取り留めたが左足のくるぶしの脊髄を損傷した。歩行可能ではあるが、障がい者手帳を持って90歳で死ぬまでを過ごした。母の中に「たられば」はない。ないが、すずさん、あなたの住む世界には、母は生きられませんでした。なんてうつくしい世界なのだろう。

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  7. 評価:4.000 4.0

    馬が可愛い

    今はどの漫画の女の子も巨乳ばっかりだが笑、久しぶりにゆうきまさみ氏の描く程よい大きさのバストの影を見た。大きいばかりがエロじゃないことを、リアルな男子高校生目線で気づかせてくれる。主人公が今見ると甘ったれちゃんかな。髪型も見事なオタク。

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  8. 評価:5.000 5.0

    ユーモラスな異色作

    スパイ同士の大人の男女の駆け引きも入ってくるが、これは小学生あたりにはよくわからん世界だと思う。すごくかっこよかった。色っぼい女性ハッカーの「私は昨日食べたからいいわ」という台詞がやたら印象に残ってる。

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  9. 評価:5.000 5.0

    スタイリッシュ

    登場する女性が全員美形。園子(ヒデロー)、かし子さん、トーイの妹、トーイママ、ヒデローママ、そしてニヤ。(ニヤのお母さんも)。それぞれ全然違うタイプで、魅力的。物語の後半の方、ニヤが猫のにあを探しに行く回が好き。

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  10. 評価:3.000 3.0

    途中までは良かったが

    中盤ちょっと失速し、作者が間違った方向性に踏み入れてしまったのか、やたら大がかりなストーリーに入ってしまった。そして終盤、あからさまに「これあと何回で打ち切りが決まってるんだろうな」とわかってしまうくらいの巻きが入ったやっつけ展開。キャラクターはどれも魅力的。アニメ化にもなったくらいだからエンタメ性もある。でも、読者を物語に深くのめり込ませるための世界観とその作り込みが浅かったと思う。

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