5.0
私の親が毒親で、私が物心つく前からボロしか着せず、小学校に入った頃から小遣いなしで家事炊事をやらせ、宿題よりも畑や田んぼの手伝いをさせ、無償の労働力としてしか扱わなかった。
親の世間体のために名前だけ書いたら入学できる高校は卒業させられた。
その両親がぼちぼち認知症が進んできて介護が必要らしい。
兄は長男だからと最新の物を与えられ流行りの服を与えられ充実した教育を与えられ愛情も全力で与えられて育てられた。
兄には兄の葛藤があったかも知れないけど、望めば手に入る何不自由ない環境で育ててもらった恩を返すときは今だろうから、両親の介護のすべてをお任せすることにした。
私は子どもの頃からお金も愛情も受けてないのだから、お金も手伝いも提供しないと決めている。
今の私は独立した娘たちが帰省したときにだけ母親に戻り、夫とふたりで自分たちのために生活している。
- 22