4.0
モノクロ版ですでに読みました
結末を知っていて読んでも面白くないかなと思いながらも読んでいます。
結婚後、わずか8年で、年を重ねて枯れかけた夫婦のような、純と武頼夫婦と
その夫婦を取り巻く愛と略奪?未遂の物語です。
誰にでも優しいと言うか、優柔不断気味の武頼は、元カノの教師、足立沙織先生にぐいぐい迫られ
付き合いを断れず振り回されている。
純が、武頼と沙織と沙織の子、三人の仲の良い姿を見て、どんな辛い思いでいるかも知らず。
純が働き始めた職場の、一回りも年下の男性、真山君が、最初は純への同情から始まった気持ちだけど
そのうちに純に対して恋心を抱き始めて。
なんだかんだ皆が葛藤の末、武頼が精神的におかしくなり、又、施設に入居の純の実母の事もあり
結局は元さやに戻るのだけど、真山君が一番気の毒だったな~の終わり方です。
真山君にも幸せが来て欲しい、その事も少し触れて欲しかったな~と思います
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