5.0
素晴らしすぎる
この作品を最後に活動を休止されたようです。
もう、一条ゆかり先生天才としか言いようがないです。
歌と同様に三者三様の人生が絡み合いハーモニー(不協和音を含め)がなされた作品です。
誰の見方もしない読者に任された観点。
人間の持つ様々な感情を描き出す表現力。
醜い感情も受け入れた人間賛歌のような作品に感動です。
愛にはいろいろな形があると感じました。
きっと私の若いころにはわからなかったことです、年齢を重ねてから読めたことで気付きました。
ラストはね、それこそ年齢を重ねたからこそ受け入れられるものです。
平等ではない世界で、でもちゃんと天は見ているというか…
- 5