5.0
傲慢王子の攻めと堕とされた受け。
とにかくもう初っ端から攻めのシャラフがあまりに酷過ぎて。
無垢だった受けの孝也を恋人崇文の目の前で凌辱。
純潔を捧げた挙げ句、崇文にあっさりと捨てられた妹アミーナの復讐の為でした。
ずるずると流される様にニューヨークで高級男娼として暮らしていた孝也とシャラフが6年後に再開。自分を拒絶する(当たり前やわ)孝也を大金で買って無理矢理砂漠の自国に連れ帰ります。
孝也の身体を淫らに仕込み、毎日激しく抱くシャラフですがそこに愛情は見られません。
読み進めていっても、ここまで拗れている二人が本当に結ばれるのか心配になるほど。
アミーナの策略ですったもんだあった末、雨降って地固まるという感じでお互い離れたくないとやっと気が付くわけです。
結局、最後の最後まで「愛してる」という言葉は出て来なかったけれど、ずっと一緒に寄り添って生きていったという描写に、こういうのも有りなんだなあと思いました。
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