5.0
父のことを思い出しながら
父を同じ病気で亡くしました。
辛くて読み進められないんじゃないかと思いつつも、泣きながら最後まで読みました。
使っていた薬もコルセットも痩せ細った脚も縮んだ背もお骨の状態も、何もかもが父の姿と重なりました。
余命3年と宣告されていましたが、約6年の闘病生活、父は本当に頑張ったと思います。
父が見せないようにしていた、私たちには見えなかった辛さがわかったような気がしました。
病気と闘っている本人の孤独や苦しみや辛さ、家族の苦しみや辛さや悲しみがよく描かれていると思います。
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