叫べ! 我が名は…「斬月」!! 死神高校生が世界を救う!?
現世危うし! 不可視なもの達から大切な人を護れ
霊能力を持つ普通の高校生・黒崎一護。彼の住む空座町(からくらちょう)に、虚(ほろう)と呼ばれるモンスターが来襲するところから物語は始まります。謎の美少女・朽木ルキアから死神の能力を授かり、虚たちをあっという間に退けた一護でしたが、彼の強大すぎる力のせいで、ルキアは死神の能力を失ってしまいます。彼女の力が回復するまで、死神代行を依頼された一護の運命やいかに!?
『週刊少年ジャンプ』(集英社)2001年36・37合併号から連載中(2016年時点)の本作は、世界中の漫画ファンが固唾を呑んで見守る一大エンターテイメント! アニメやゲームをはじめ、ロックミュージカルとして舞台化もされました。
一度は言ってみたい!オサレ名言集
作者・久保帯人氏のセンスの良さは、声を出して読みたくなっちゃうセリフや技名に顕著にあらわれています。登場人物から怒涛の如く流れ出す名言の中でもイチオシのセリフは、元一番隊隊長の山本元柳斎重国による「始解 万象一切灰燼と為せ『流刃若火(りゅうじんじゃっか)』」。語呂が良くて、つい夜道で叫んでみたくなりますよね。他にも「星十字騎士団(シュテルンリッター)」や「朽ちろ『髑髏大帝(アロガンテ)』」などの、ドイツ語やスペイン語の響きも良い感じ。物語とは関係ないと思われるかもしれませんが、ところがどっこい、こういう独特な固有名によって、リズムよくすんなりと、本作の世界観に入りこめてしまう自分がいるんです。
洋楽好きな久保氏の、ユニークな言葉がクセになる! 遊び心あふれる精神を、大人になっても忘れずにいたいものですね~。
2016/05/30 15:00