【ネタバレあり】誓いは薔薇の園でのレビューと感想

途中まですごいよかったけど

えっ...？
っていう感じで終わってしまった。
無視されて暴行うけてたのに、あっさり許してしまうヒロインに感情移入できず。
なんか惜しい。
無視と暴行まではきたきたーってかんじで良かったんだけど（笑）あれだけ盛り上げたら、最後はヒーローに｢俺はなんということを...！！｣という絶望を味わわせてからのエンドにいってほしいよね。(Ｍっ気強くてすんません)ほんと惜しい。

悪魔なヒーローが受け入れられない

ヒロインの父親を叩きのめし破産させ早死にさせたヒーロー、そのせいで満足な治療を受けれず亡くなった妹。憎き仇にバージンを奪われて妊娠したヒロイン。再会して娘の存在をしらずにヒロインに、子供を作らず一生の恋人で愛人になってくれと言うクズなヒーロー。ヒーローを許し愛するが故に娘の存在を遠ざける為に、卑しい身分のヒーローとは無理だ！と嘘をつくヒロイン。だけどヒーローに娘の存在が見つかり、嘘を真に受けたヒーローに娘を奪われ軟禁され性ドレイにされる。最後に火事から救ってくれても、毎晩暴力を振い続けた男に愛は甦らないでしょ？酷いことばかりして全く償わないヒーローで、ハッピーエンドはあり得ない話しでした。

何もかもが衝動的過ぎて…ついていけませんでした。
情熱的と言えばそれまでですが、外で結ばれたり連れ去りまがいの同居と軟禁、暴行などなぜこの男性を愛せるのか私には理解ができません。

乳母に諭されたようですが、ライアがわざとひどいことを言ったことは誤解がとけたのでしょうか？
その上でライアにしてきた仕打ちをきちんと謝罪してほしかった。
そのあたりがうやむやになっていてスッキリしませんでした。

あんなにうまく行かなかったのに…

最後はハッピーエンドでした。
なぜ。あなたとはうまくいかないとわかったんでしょ…。
なのになぜ丸く収まるんだ。

だいたい主人公はどんな男でも恋に落ちる
絶世の美女だっていうのに
そのあたりも生かせていない気がします。

この作家さんのハーレークイーンの話は
結構好きなんですけど
本作は私にとっては満足できませんでした。

全話読みました。未亡人の主人公が自信家で金持ちの若い男といつの間にか合意で致しており子どもが出来たものの主人公はそれを秘密にして離れるもやっぱり見つかって、と流れは王道なのですが、男がとにかくひどい。もうちょいましなヒーローのが読んでて楽しいなと思いました。

シークレットベビーもの。
あっという間に恋に落ちて、でも敵だった。
知らせず過ごしていくはずが、ばれてしまって、いろいろあってハッピーエンド。

安定の描写の美しさ、ドキドキさはあるものの展開が早すぎるのが若干気にもなってみたり、でも総評としてもやはり湊先生の作品は好きです。

どこまでいっても

クズはクズ。この男、金持ちになっても何ら変わらず人間性は腐ったまんま。これのどこにヒロインが惹かれたか、さっぱり分からん。ほんと胸くそ悪いヒーロー。ヒロインの発言に傷ついたとはいえ、お前のが何倍も罪もないヒロインにひどいことしてんのに、意味不明。ほんと腐った男。乳母がいなかったら、腐れ男の事だからもっとヒロインに酷いことしそう。あんだけ酷いことしたヒーローなんだから、ヒロインと同じくらいのどん底味わってほしかったわ。仮に助けてもらったとしても、だからおいそれと受け入れる気になれるヒロインも凄い。あんな父親人としてやだし恥ずかしくて子供へ悪い影響しか与えそうにないし、ヒロインの家族については子供へどう伝えんかね？決して良い行いをしてきたわけでないヒーローと結婚して、デメリットしかなさそう。ま、子供できちゃったら仕方ないのか？情か？避妊はちゃんとしましょー。自分の事は自分でまもろー!!

ライアは美しいがロアークはもう少し年上感が欲しかった。何歳かわからないが、若く見え過ぎ？土地欲しさからの、強引な関係からの、フォーリンラブからのー憎しみ…までは良かったが、え、ライア、ほぼ軟禁されての仕打ち、そんなにあっさり許すのか？え？結婚すんの⁈伯爵家は断絶？社交界での評判大丈夫？と最後は心配で完全に置いてけぼりされた感です。
火事ももったいないし、燃やして無くしてしまえ感満載でなんか惜しい、薔薇園。

うーん

絵が綺麗で読み始めてしまったけれど、内容はまったく理解できない。
そもそもの性行為も理解できないし、憎んでるはずがそんな簡単に許してしまえるのかも、なにもかも。