みんなのレビューと感想「天の果て地の限り」（ネタバレ非表示）（9ページ目）

絵がまだ下手・・・

コテコテの少女漫画といった画風である。

これを私がコミックで読んだのは、
今から２７年ほど前になるであろうか。

ストーリーは井上靖先生の『額田女王』を母胎とした翻案ものであろう。

中学二年の時に『額田女王』読んで
読書感想文を書いたら、国語科教師に
「ませ過ぎている」と言われた記憶がある。

今では懐かしい思い出だ。

コンパクトに幻想的短編にまとめてある。

額田が大海人皇子と契ったのが、
『額田女王』では白梅の苑だったのが、
この作品では白藤の苑になっていたりと、
ところどころに小さな脚色がある。

中大兄皇子がとんでもないアフロヘア
だったりするのが失笑を禁じ得ない。

構成は良いが、
大和先生のオリジナリティーがあまり発揮されていない作品であると思われる。

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額田女王をロマンチックに描いた作品。
筋立ては井上靖の小説がベースのようなのでしっかりした内容にはなっていますが、後半が急ぎすぎているのが残念。主要人物の衣装や髪型等が現代風になっているのも、ちょっともったいない。

この本を読んで

この本を読んで、額田王を知りました。
絵がとてもキラキラして美し過ぎる気がしますが、当時の歴史に興味を持つにはモッテコイの作品と思います。
この作品の後に、里中満智子先生の歴史物を読むのも良いかと…