5.0
最初はわからなくても
オノナツメが好きだったから読み始めた。
最初は知識がなくて、読むのに戸惑ったけど、
読み進めていくうちに、そんな知識がなくても、
次はどうなるのか、殿の本心はどこにあるのか、
和泉や九作と共に夢中になって読んでいた。
私も殿のお側にいて、
もっといろいろ聞きたいと思っていた。
オノナツメの絵は、簡素で殿の顔姿は、
まるで記号のように無表情に見えたが、
読み進めるうちに、殿の顔を探す自分がいた。
誠におもしろき作品であった。
この作品に出逢ったことが、
まさに「知るを愉しむ」ことである。
by
匿名希望
- 0