3.0
途中までは良かったんだけど
シングルマザーの母親を事故で亡くし、その原因が父親で、父親に引き取られてボンボンとして養育されるも愛情を掛けられた実感もなく、愛に飢えて育った社長、かたや、愛情をかけられたがお金に緩い親を持つという、双方苦労人な設定ですが、全体的に悲壮感はなく、サクサクと60話まで読みました。
そのあとの展開で、やっぱりそんなでも親だから捨てられないというヒロインが、社長と父親との関係について、親子だからどうこう、と自分と同じように思ってるのが脳内お花畑に感じてしまいました。
親子だという立場は、支配、被支配というだけの関係である場合もあるのに、作品の内容的に掘り下げられてないし掘り下げることもかなわなさそうなところが、イマイチに思いました。
親はどんな親でも生きてるだけいいでしょうと、他人に説教かませられるひとなら、大いに共感できるんじゃないでしょうか。
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