表示条件を変更する
変更しないで閉じる
5.0
読み始めた時は誰だかわかりませんでしたが、後にタリアン夫人と呼ばれた人物でした。
マリーアントワネットとは別の視点でフランス革命を彩ったヒロイン。
身分違いの結婚に悩み、侯爵夫人として責務を果たそうと努力し、当時の貴族社会の退廃さにウンザリする等、今まで私が知っていたテレーズのイメージがガラリと変わりました。事実、男性遍歴も凄まじく、浪費家、目立つためだけに革命の女神を評した頭もお尻も軽い女と描かれることもが多かったので、意外と真面目だった彼女が、いずれ革命期の伊達女となっていく経緯が楽しみです。
11
5.0
作者さんは安っぽいエログロ作品も多いのですが、この作品は原作者がしっかりしてるのでとても読み応えがあります。冒頭のレディコミ風描写で全編を判断するのはとてももったいないです！
主人公は、フランス革命の進行の中で左傾化しテロルまみれになってゆくロベスピエール一派を一掃したテルミドールのクーデターの原動力となった、「テルミドールの聖母」と呼ばれる女性です。五総裁政府時代にジョゼフィーヌ、レカミエ夫人と並んで「三大美女」と言われた人でもあります。
何が一番驚くと言って、この時彼女は弱冠二十歳そこそこなんです！なのにこの知性、洞察力、勇気、行動力。
ほとんど奇跡です。
もう一つの見どころは、大革命以前の貴族階級の風俗や生活を詳しく描写している点です。
一見の価値ありです！
9
5.0
ベルサイユのバラだけで、フランス革命をちょっと知った気になってました。この時代の女性の立ち位置や生活がよくわかって面白いです。綺麗で賢く、男あしらいの上手さは天下一品。こういう人って同性からも好かれるんだよなぁ。男に媚びてるわけじゃないから。時代に翻弄されて辛いめにも合うけれど、決してくじけることなく立ち向かうヒロインがとても魅力的でした。
5
5.0
森園先生の作品の中で1番良かった気がする。
正直表紙が微妙なのだが、いったん読むとかなり良い。森園先生は単なるエロに留まらず、いつも正しいことを言っている。正しいというのは、こっそり「女らしさの中に忍ばせた、人権意識」というものであろうか。
クレオパトラにも沢山名言があったが、この作品にも大層感心するセリフがあった。
この男尊女卑コテコテの日本で、稀有な存在である。
2
5.0
最初はテレジアの恋愛が気になり読み始めたが、途中からはフランス革命に至る道筋に興味がわいて読み続けてます。子供時代にベルサイユのばらを読みフランスの歴史に詳しくなった気になり、
池田理代子氏のナポレオン？を読みましたが、
難しくてあまり理解出来ませんでした。
でもこの話では、革命に関わり散っていく人々をとても人間らしく魅力的に描かれていて、とても分かりやすいです。そういえば、こんな人いたな、こういう人だったのかと思いながら楽しんで読んでます。
0
5.0
原作も読んだことありますが、正直マンガの方がずっと面白いです。
まずフランス革命については、教科書より分かりやすく描いてあります。
当時のファッションや価値観も盛り込まれていて、さらに官能もたくさんなので、大人の歴史教科書といった感じです。
テレジアの美しさ、賢さ、優しさ、行動力もとっても素敵です。
一回だけでなく何度読み返しても面白い作品です。
2
5.0
みるく先生に魅かれて読みはじめましたが、原作藤本先生なんですね
この時代の背景などしっかり説明がされ、歴史に疎くても非常に興味深く読むことができました ドレスなど美麗ですね
テレジアは若い時から思慮深く観察力洞察力があり、旦那にDVされてもどうしたら自分に有利になるかを考えて冷静に対処したりスゴイ女性です
2
5.0
10月27日まで30話無料とあり30話まで読みました。
人物の絵が当方にはキツかったのですが読み易く、読み続けるうちに絵風には見慣れました。
続きは、気になるといえば気になるのですが、それより気になります公爵令嬢イネットことジオビネタ嬢のお話があるため、続き読む読まないは保留です・・・
0
5.0
無料分40話すべて読みました。
美しく生まれて、気高く生きる女性テレジア（←ちょっと良く言い過ぎかな）は読んでて痛快な部分が多かったです。
子供っぽさもあり、一途なようで性に奔放でもあり、所々理不尽を感じる点もありましたが、テレジアという女性に魅力があり楽しく読めました。
1
5.0
リアタイの時は生まれていなかったベルばらに50周年を機会にハマり、ベルばら好きならこちらもおすすめ！と聞いて読んでみました。さすが森園みるくさんだけありエロシーン満載ですが、これはこれでいいです。まだ途中ですが続きが楽しみです。
0
全308件
81件
