5.0
短編の方が持ち味を発揮しやすい作者
長期連載となるとディテールでボロを出してしまいがちな作家。それだけに、一話完結で人物の人間臭さを表現することだけに徹した方がいい物語に仕上がることが多い。島耕作シリーズを読んだことはないけどこの人の作品を押さえておきたいと思った場合は、これを読むのがベストだと思います(ちなみに、島耕作シリーズを読むなら部長編がお勧めです)
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長期連載となるとディテールでボロを出してしまいがちな作家。それだけに、一話完結で人物の人間臭さを表現することだけに徹した方がいい物語に仕上がることが多い。島耕作シリーズを読んだことはないけどこの人の作品を押さえておきたいと思った場合は、これを読むのがベストだと思います(ちなみに、島耕作シリーズを読むなら部長編がお勧めです)
年齢層が高い人々のお話なので、好き嫌いが別れるかもしれませんが…一つ一つのお話がそれぞれにラストまで飽きない内容です。
主人公の心理がじっくり描かれたストーリーばかり。「漫画の世界」ですけど 私は大好きだな。こういう漫画があってもいいじゃないですか♪って。楽しく読みました。
歯医者さんの待合室にあり、ちょこっと読んだらおもしろかったので、無料分を読んでみました。
さすがにお話もしっかりしていて、おもしろい漫画だし、読みごたえはあるんだけど、女性の描き方、時に妻という立場の女性の描い方が悲しいほど薄っぺらいなと思いました。
中高年の恋を描くというのは画期的でいいと思いますが、そこに夫婦の愛、が驚くほど欠落していてかえって不自然さを感じます。
この年代の男性たちには当たり前の世界観なのか、ある意味で夢の世界なのかもしれませんが、中年既婚女性の私から見たらドン引きしちゃう男性が多かったです。
人生について、考えさせられます。外交官の話しがお気に入りです。フォアマンが言った、老いは恥ではないという言葉を思いだしました。もう一花咲かせようという気持ちが大事だと気付かされました。経験は宝、失敗もいつかは宝になるんだろうなと。と、いうか前向きに生きてれば宝になるってとこでしょう。無理せず頑張る!
数話完結の短編集。様々な人生模様や教訓が描かれたストーリーは、流石は弘兼作品。
個人的には『星のレストラン』のエピソードがお気に入りです。『仕事に対する姿勢で、仕事の格が変わる』というセリフは、若かりし頃の自分に大きな影響を与えてくれました。
テレビドラマより、中年の脂を感じさせるが、私は断然こちらの漫画の方が、現実味があって深みを感じさせてくれて、好きです。
前は、こういう中年の脂を感じるのは苦手でしたが、自分も中年になると、感じ方がまるで違う事に驚きました。私にも、こんな素敵な本当の恋の出会いがあったらいいなと思わずにはいられません。あ~~夢。
私は50過ぎの主婦です。気持ちは若い時と何ら変わってないので目の前に素敵な人がいて非日常な環境が揃っていたら恋に落ちるだろうかと考えました。
いくつになっても恋心をもつのは良いと思いますが中年の男女の恋模様をはたからみるとあまり心地いいものじゃないですね。
ひとり同士ならまだしも不倫となるとリスク大きそう。でも今後どうなるのか気になります。
有名な島氏シリーズはちゃんと読んだまではいかなくていました。こちらの最初のお話も、女性の容貌が老けすぎてるかなと思い、しばらくは読み進めてなかったのです。ですが改めて読んだらとても引き込まれ課金してました。
泣けて何度も読み返したり。さすがな作者さんだなーと思いました。
正直言うと弘兼さんは好みではありません。そもそも絵が好きじゃないw
しかし、作品としては素晴らしい、画力は、あるし細かく描き込まれてるし、生々しいぐらいリアルさがあります。
主人公はみなさん自分勝手なクズばかりですが、憎めない人ばかりw
いろんなことが、色々経て、決着がついていくって感じですね。
親が買っていたオリジナルの中でも「大人」な話だったので、親には三丁目の夕日や玄人のひとりごとを読んでいると言いながらこっそり読んでました。
少女漫画やラブコメのようなキラキラ感がないから、子どもながらに別の世界のお話感が少なくて気になったのかな。