あらすじ

【お知らせ】本作品は、『サベージ・キャッスル～堕落の迷宮～』の完全版となります。各話の収録内容も異なります。重複購入に十分にご注意ください。”私は女をシェアする気はありません。そういう趣味はないのです”叔父の謀反により王座を離れ、トラバスタの荒廃する人里離れた領地ルグドゥーンに身を隠した国王シビル・ヴァン・リカロ。彼を奴隷にした可憐で美しいお嬢様、エルジェ・フォン・ロアテ。雨の降る初夏のある日。領主の一人娘である幼くか弱いエルジェは、城に立ち寄った奴隷商人から美しい少年を手に入れる。彼の正体が逃亡した王であることを知らぬまま、「イアン」と名付け、ひたすら少年を愛するようになったエルジェ。しかし、彼は……。”私のことがそんなに好きですか?”ショックだった。エルジェは哀しげな瞳で彼を見つめた。”今晩も来てちょうだい”もうどうなってもいい。取り返しがつかないことは分かっている。エルジェは彼の心を永遠に得られないし、エルジェを愛することもないだろう。それでも……”今夜も私を抱いてちょうだい”期限のある関係だとしても…無理にでも…彼を手に入れたかった。※大人気タテヨミ漫画『サベージ・キャッスル～堕落の迷宮～』のアダルトシーンを収録した完全版です。

みんなのレビュー

5.0

2024/02/14 11:12

ドロ沼にはまりそうで、キツい…

　初っ端から、エロティックでハードで、ドロドロ〜って感じ…これは読むのに、相当エネルギーを使いそうな予感です。タグにはないけれど、「ダーク」や「ドロ沼」もあっていいのかな？
　物語をドロドロにしている要因は、ヒロインエルジェの自己肯定感の低さからくる承認欲求の異常さ、ヒーローイアン(シビル)の冷徹なまでの自己抑制力、そしてイアンの出自を知る侍女イヴァナの独善的執着心…かな？ここに、エルジェの婚約者の存在も絡み合って、ドロ沼化は、加速度を増すばかりです。
　エルジェは、どうしようもなく残念なお嬢様だけれど、生きることを否定されてきた彼女の生育環境からすれば、多分これが精一杯。むしろ、罪悪感をもちつつも「イアンを手に入れたい」と願うほどの「愛情」があることが、奇跡だと思う。それだけに、イアンの出自を知ったときの、彼女の反応が心配です。
　エルジェとイアンの関係だけでも、これだけドロドロしているのに、王権復活なんかが絡んできたら、このお話、いったいどれだけ底無し沼化するんだろう…それでも、イアンとエルジェのエロシーン見たさに、これからも課金しちゃうんだろうな。一見、義務のようにクールにエルジェを抱いているイアンですが、いつの日か、愛情に満ちた表情をエルジェに向けてくれることを信じて、星５です。

by Mayaya
- 17
4.0

2024/05/05 10:33 NEW

絵は綺麗だけど・・・期待を込めて星4

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韓国版の小説を読み終えています。(日本では現在小説版はありません)とても大好きな作品です。
話はとても重苦しいので、漫画版も暗めです。漫画版が小説版に沿って話が進むのであれば、今後はさらに今までとは比べ物にならないほど重く暗くなっていくのでそれに耐えられるかどうかでこの漫画に対する評価は分かれると思います。
主人公2人の生い立ちは哀れですし、一般的に正常な恋愛ができない物同士の愛がテーマなので理解してはいるのですが、小説通りであれば今後さらに主人公女性のメンヘラ具合が加速するので・・・

漫画版の絵はとても綺麗で好みですが、他の読者様がおっしゃっているように誰の心の中の声なのかわかりづらいコマ割りも多々あります。小説版は最後の方が手抜きな印象を持った＋言葉遣いが乱暴な表現が多々あるので(少し残念でした)、漫画版がそれをカバーして小説版を超えるようなおもしろさを表現して最後まできっちりまとめ上げて話を終結させてくれることを願い星4をつけました。

この漫画の主人公2人に言いたいのはお互いに大切なことをきちんと相手に伝え合ってほしいということです。【愛が愛を重すぎると理解を拒み憎しみに変わる】というUVERworldの音楽がまさにぴったりな作品です。ただ、狂った2人(愛情の表現が得意ではない2人)の愛が歪んでみえるときもあるけれど、純愛であることに変わりはないと私は信じています。妊婦へ鞭打ちはあり得ないことですが、そこがサベージキャッスルというタイトル通りの行動の1つであり、普通ではない愛の表現をする主人公たちの行く末を見守ることがこの漫画を楽しむ醍醐味だと思います。それゆえに受け入れられない人はただただ気分が悪くなるだけだと思います。

by tt_311
- 5
5.0

2024/03/27 1:31

メンタル不安定な絶世の美女がモテまくる話

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身体が弱く期待外れの子として扱われ、周囲からも大切にされず、子供の頃から愛情不足なヒロインのエルジェ。

反動は恋愛となって現れ、一目惚れした美男子の使用人と身分の差を利用して関係を持つと、その愛情に執着する。

その使用人の正体は、実は身分を隠して亡命潜伏中の「王」。
全てにおいてヒロインの周りの男達と格が違うため、ヒロインがのめり込む理由は分かりやすい。

でも、この話のポイントは正体を隠した王ではなく、実はヒロインのエルジェ。

彼女の造形が面白い。
ひたすら身体が弱く、自分で自分の将来を期待できず希望がないために、衝動的で場当たり的な行動に出て周囲から嫌われる。

自業自得よね、と本人も分かっていてもやめられない。
そんな彼女に、王をはじめ、複数の男性が寄ってくる。

なぜか？それは彼女が稀に見る美女だから。
メンタル不安定な絶世の美女を周囲の男達は放っておかない。彼女を巡って不穏な動きを繰り返す。

正直、明るい話ではない。
ヒロインは周囲に利用されて、不幸のデパート状態。

そんな彼女がたった1人と思い定めた男(王)と、彼の子供を何としても守ろうとする懸命な姿勢が、前向きに生きる動機となり、応援できる。

で、最新話でよーうーやーく！正式に王様のご帰還。

「わーい！やっと迎えにきてくれたのね！」と手放しで喜べないのがこの漫画の特徴。。。だな、きっと。

悲しいのはもう嫌…と思いつつも、また王がエルジェを泣かしてきそう〜。。。
あはは。不幸そう！
でも愛があればそれも美しいもんよ。

楽しみです

by ぼーちゃ
- 12
5.0

2024/02/14 13:01

因縁の二人､復権した時エルジェは？

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シビルは6歳の時､叔父に陛下の地位を奪われた、そして、身を隠す為に転々と、ドレイとして辺境の地に降り立った､ただ一人侍女のイヴァナを伴って…彼はいきなり理不尽な暴力を振るわれる､それを見ていた領主の娘エルジェが､自分の物にすると言い出した、9歳の幼い娘にとって彼は遊び相手でありオモチャだった。
彼はその時4.5歳位年上だった､それから年頃になった時､彼と身体の関係になった､親から愛されなかった彼女にとって､身近なイアン(シビル)に恋心を抱くのは止められなかったのかも、だが、いよいよ復権の時が近づいて去る時期が迫って居る。
そして、彼女は婚約者と王都で再会する､彼女は病弱で子爵を継ぐには何とか､子供を生んでから死んでくれという父親､ここまでが配信分。
身勝手な彼女からの誘いからの関係だったが､イアンも手放せなくなって居る､二人の絡みは美しい絵のせいかエロいが嫌らしさは無い､何度でも見て居たいと思う程､今後イアンがエルジェを略奪して王都を奪還するのか目が離せない､面白い物語が始まった！

by ナイトゲーム
- 12
4.0

2024/05/08 17:18 NEW

イカれた2人

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エルジェもイアンもどっちもどっちのイカレ具合ですね。イアンはまともかと思ってたのにどんどんおかしくなるし、もはやエルジェよりヤバい奴でした。妊婦を鞭で叩くわ部下の女性を殴るわ、サイテー男です。まともに見えてきたエルジェが幸せになってくれるのを期待して読み続けようと思います

by それお
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