5.0
大好きな話
読んだ後、季節の風が頬を撫でていくような優しい気持ちになりました。
陽彦と周は田舎の高校時代、縁結び年越し花火大会で「2人は同性愛かも」の噂が立ち
気の弱い陽彦は周から逃げるように付き合いをやめてしまったのですが。
キスをしそうになったり触れたくなったり、確かに親友と言うには。。
7年後、陽彦がブラック企業でのイジメに遭ってたいた頃、周は絵本作家になっていた。
(彼の作品「ハリネズミのソル…」は陽彦への想いがぎっしり込められていました)
周は美貌だから男にも目をつけられいろいろと苦い経験もあったのだろうと
弁護士との会話や周の黒いスタイルで想像できました。
この奇跡の再会から2人の心と体が結ばれていくまでが丁寧に描かれていきます。
激しさはないけれど微笑み合う優しい絡みで満足ですが、イチャラブがあってもいいなと思いました。
田園の一軒家、というか愛犬のいるペンション!!で2人の制作生活は始まり
陽彦は周に癒され、周は陽彦との生活でまた純粋な心を取り戻せるはずですね。
ちなみに弁護士さんへ、、、陽彦は「新しい恋人」ではなく周が一途に想い続けた「本命」です。
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