4.0
心に傷を持つ2人に幸せが訪れる日は…
どことなく美女と野獣っぽいですね。
鉄錆色の髪と瞳のせいで「忌み子」と疎まれ父親や妹から虐げられて育ったヒロイン。
意地悪な妹から悪名高い狼公爵との縁談を押し付けられて公爵家に行くと、結婚相手となる公爵から「お前は人質だ」と言い捨てられる。
かわいそうなヒロインですが、公爵が決して悪い人でないことは割と早い段階で見えてくるので、ある意味安心して読めます。
心に傷を負った公爵とヒロインが少しずつ心を通わせて距離を縮めていく様子はほっこりします。
ただ公爵の髪とヒゲがボサボサのモサモサなので、早く髪切りなよ、表紙絵の公爵はどこよ?てなります。笑
ビジュアルって大事。
かつてヒロインの髪の色を夕陽の色と言ってくれたピアノの先生と、先生から教わった秘密の曲が、この先のストーリーに影響してくるのだと思いますが、この先の展開が気になります。
- 5