詩歌川百景
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あらすじ
山形の山里にある小さな温泉町・河鹿沢温泉の旅館で湯守り見習いとして働く和樹。弟の守とともに、旅館の女将や周囲の大人の思惑に時に守られ時に翻弄されながら暮らしている。大人たちの抱える過去、そして河鹿沢温泉に数年前に引っ越してきた旅館の大女将の孫娘・妙をはじめ幼なじみ達との友情と恋と人生が静かに紡がれていくーーー
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みんなのレビュー
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傷ついた子供たち
前作、海街diaryから約10年後。海街diaryのすずの義理の弟、和樹が主人公の温泉街を舞台にした人間ドラマです。世にいう“毒親”に苦しんだ子供たちが成長と共に呪縛を抜けたり、働きながら自立していく姿は切なくも頼もしい。心の動きが丁寧に描かれていて、読んでいて胸がつまる事も。
個人的には、海街diaryが「陽」と「動」
詩歌川百景が「静」と「流」なイメージです。
吉田秋生先生の代表作「BANANAFISH」のような派手さはありませんが、海街diaryとセットで大好きな作品です。by 月と黒猫- 21
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4.0
懐かしい
この漫画家さん、デビュー(ちょっと不思議な下宿人)当時から好きでした。
でも、途中から、この人のひたすら冷たくてドライなハードボイルド系の漫画に付いていけなくて、一時離れていました。
ハードボイルドは、冷たさの中にどこか甘さが漂うのが魅力。たとえば、ハンフリーボガートがドライに人を切り捨てる時に、一瞬ふっと見せる辛そうな表情とか。
ですが、この漫画家さんはハードボイルドを描くと、ひたすらドライだった。ドライに徹して、美形の主人公を殺しまくって話を盛り上げるし…涙
ですが、この詩歌百景はしっとりしていて良さそう。by ノー・ニックネーム- 4
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5.0
NEW素敵
日常に隠れた悲しみと喜びと。自然豊かな景色に包まれて、でもかなしいものは悲しく苦しいものは苦しくて。和樹君の優しさが全編に流れて救われます
by cha cha- 0
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5.0
田舎のリアル
観光客や都会人がイメージする田舎は美化されている。
実際は、狭い地域に何世代も見知ったの人間関係の中で生きているので、結構生々しかったりする。
この物語は、田舎のいいところだけでなく、そこで生きている人たちのリアルな人間関係や心情が描かれていて、チクリとするところもありつつ、切なくても愛おしい生活が描かれていると思う。by うえめち- 1
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5.0
作者が同じだったので、無料にひかれて読み始めました。何だか、似た様な名前や設定だな、、、と思っていたら、海街diaryから繋がっていたとは。世代が交代して続いていくのですが、登場人物が多く、関係を覚えるのが結構大変です。
たいした出来事は起こらないのですが、地方の小さな温泉地の実際にありそうなネタが散りばめられて、面白いです。by りんごバター- 0
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