5.0
傷ついた子供たち
前作、海街diaryから約10年後。海街diaryのすずの義理の弟、和樹が主人公の温泉街を舞台にした人間ドラマです。世にいう“毒親”に苦しんだ子供たちが成長と共に呪縛を抜けたり、働きながら自立していく姿は切なくも頼もしい。心の動きが丁寧に描かれていて、読んでいて胸がつまる事も。
個人的には、海街diaryが「陽」と「動」
詩歌川百景が「静」と「流」なイメージです。
吉田秋生先生の代表作「BANANAFISH」のような派手さはありませんが、海街diaryとセットで大好きな作品です。
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