溺れる子供

あらすじ

「もっともっと私を憎んで、先生の汚いところを見せてください」阿久津八重は美術教師の木崎にぞっこんな女子高生。毎日木崎に付きまとっていた。しかし、高校の屋上での八重の自殺未遂騒動を皮切りに八重の言動や行動が一変、木崎を脅すようになり……!? 八重の目的はいったいなんなのか? 木崎は何を隠しているのか? 憎しみが向かう先にあるものは──。衝撃の愛憎サスペンス!【ズズズキュン!】

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みんなのレビュー

  1. 評価:3.000 3.0

    決まらない豹変芸

    以前、この作者の「灰色の乙女」という漫画を読んだとき、登場人物の豹変によって恐怖を演出することに成功している、という印象を持った。
    本作でもその「豹変」は健在で、人間のいわゆる「裏の顔」みたいなものは、この作者が入れ込んでいるモチーフなのかもしれない。

    ただ、本作の場合、「灰色の乙女」で見られたほど、その「豹変芸」は上手く機能していないように思えた。
    それはおそらく、登場人物を支えるバックボーン的なものに、イマイチ説得力を感じなかったからではないかと思う。

    「灰色の乙女」の場合、それは端的に言えば「愛」だった。
    歪んだ愛かもしれないし、あれを愛とは呼ばない人が多くいることも受け入れるが、少なくとも主人公にとっては、愛だった。
    が、本作、それが何なのかイマイチ伝わらない。

    ナチュラルな豹変は狂気だが、作り物の豹変は途端に「演技」に成り下がる。
    私は「灰色の乙女」の狂気的な部分に惹かれただけに、本作の演技的な豹変には、いささか残念な気持ちになった。

    by roka
    • 2
  2. 評価:3.000 3.0

    現実離れなストーリー

    最初の何話かは続きが気になってしまい読み進めました。途中からの展開が複雑になり今後の登場人物達の関係性が気になリます。

    • 0

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