5.0
神マンガです!
まず言いたいのは、阿賀沢先生が漫画家になって下さって本当に有難うございます!と思っています!!!
この感情&感動をどう言葉にすれば良いのかと、読み終わって数日間自分の語彙力の無さを痛感しながら、とりあえず現役10代の我が子達に面白いから読んだ方が良いよ!と布教しつつ…
これは青春ラブコメの群像劇ではあるんだけれども、10代には限らず広くどの年代でも楽しめる・そして考えさせられるすごく秀逸な作品だと思います!
主人公の氷川小雪(こゆんちゃん)・親友の美姫・ミナト・ヨータの4人を中心に、こゆんの元彼五十嵐・ミナトに想いを寄せる桃香・クラスメイトですごく的確な助言をくれる月子ちゃん・美姫の弟ユーキ・こゆんの中学時代の同級生の妹秋音ちゃんなどなど。
それぞれがその立場で家庭環境だったり学校生活での友人関係だったり。
同調圧力だったり、恋愛関係だったり。
あ〜、わかる私もこういうことあったな〜と思わずにはいられない経験や心情がてんこ盛り。
シリアスで胸が張り裂けそうになったかと思えば、次の瞬間には笑いを誘うコメディ調になったり。
中盤からは号泣からの泣いて笑っての毎話繰り返しになって忙しいですw
このセリフ回しとストーリー展開、散りばめた伏線の見事な回収だったり。
描写のセンスの良さ、色使い含め。
作者さん、天才ですか?!
この作品で「自分に向き合うことの大切さ」を実感しました。
みんな誰しも胸に抱えた色々なことはある。
それを見て見ぬフリして過ごさずに、ゆっくり時間をかけてでも少しずつ向き合って、大変だったら誰かに助けを求めて話を聞いてもらったり。
溜め込み過ぎて自分の心をないがしろにして壊さないように。
情けなくたって良い、時にはさらけ出して。
誰だって最初から正解なんてわからない。
そうやって成長していくんだという、素敵な素敵な作品でした。
大好きです。
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