5.0
様々な時代、がんばる人達へのエールをオムニバス形式で綴ったこの作品は、本当の意味で神作品だと思う。軸にいる「エル」自身が、海の神なのかどうかは具体的にされていないものの、後半には共にいた竜が、エルを悲しませたくないからと、エルとそっくりなエリーが亡くなりかけた時に、魂を分け与えた話は泣いたし、その話からエリーもエルと共にいて、エルが一人ではないと解るだけでもホッとするし、安心して読めるのがいい。何より癒されたい時に読むのは最高です。
by
Harka_m
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