2.0
15話まで読みました
初恋で子供の頃からずっと好きな婚約者がいる主人公
大人になりいよいよお嫁に…と両親と共に婚約者の家へ向かったが…
待っていたのは好きな男性ではなく、その兄で…
しかもこの結婚は親の借金の返済の為に大金で売られたとの事
ショックを受けるヒロインに兄は容赦なく身体を奪おうとして…
そこへ現れた初恋の男性で弟が助けに入り…
それからふたりは誰も立ち寄らない屋敷内の蔵で会い続けるが…
ある日、弟の不在時に兄に見付かり初めてを奪われてしまう
もう弟と会う資格はない…と蔵には行かずにいると弟が主人公の部屋へきて…
ふたりは身体を重ねてしまう
夫である兄と思い人である弟の間で揺れる主人公
…といった感じのストーリーでした
始めの方はなんて辛くて悲しい内容で主人公が可哀想だったけれど…
読んでいるうちに…う…ん…
ちょっと主人公への気持ちが変わってきました
あんなにずっと前から好きだった男性がいるのに初めての時の兄への抵抗が弱すぎる
買われた…という負い目があるのは分かるけれど口だけの抵抗ではなくもう少し拒否してほしかったかなぁ…と…
そして会う資格はないと言いながら弟とまで…
弟一途かと思ったら兄への気持ちが見えてきて…
少しも抵抗をみせないでそしてまた兄と…
ふたり共に関係を持ち続けて…
節操がない女性だなぁ…と思ってしまいます
そして屋敷内の庭であんなに目立つ所で誰が見ているか分からないのに弟と抱き合ったりキスしたり…
たとえ元婚約者でも、不倫は不倫…
ふたりで出掛けたりもしたけど、このお屋敷では公認なのですか…?
ちょっと人目くらいは気にした方がいいと思います
そんなこんなで主人公が男性にだらしない女性に見えてきました
それから最初はとんでもないひどい兄だな…と思ったけれど昔のお話を見て次第に兄の心が分かるようになってくるとこの兄が可哀想になってくる…
今までした事はいけないけれど…
いつしか気持ちが伝わるようにと応援したくなってきました
最終的には多分、兄を選ぶのかな…?と思うけれどそれまでこの兄は辛いなぁ…
最後に主人公の両親へ
受け取ったお金で娘を着飾り何も言わないで騙して連れてきて誇り…うんぬん言われたくない
誇りの前に人として親としての最低限の常識を学べよ…と言いたい
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