4.0
遅咲きのヒロイン、応援します!
バレエ漫画の多くは母親がバレエ教室を経営していて、バレエの素質がありバレエを習いやすい環境が整っていて
ヒロインが10代である事が多い中で、この作品のヒロイン鯛子は魚屋の娘で20代。
そして、作中の倉田真理や小泉レナが典型的プリマ体型なのに対して少し普通っぽい体型。
これは、バレエの世界では遅咲きで一般人の鯛子が全日本コンクール、ヴェネチア国際コンクールで頑張る話。
槇村先生の作品はかなり読みましたが、このお話も問題を抱えている人が多い。
まあ、普通の人が普通にバレエしていても面白くないんだろうけど。
それに鯛子は大人の魅力のあるバレリーナなんだけど、次々と凄いパートナーと組んで踊る。
昔、紙媒体で読んだ時はあまり気になりませんでしたが、改めて読むと少し話を詰め込みすぎていてる気もします。
つい最近先生のかなり初期の作品である「愛のアランフェス」を読んだので、思わず比較してしまったのですが
初期の作品はストーリー展開はゆっくりしています。これも時代の流れでしょうか?
先生も読者の変化やご自身の想いもあり、掲載誌を変わられたりで50年も描いていたら以前と変わるのも当たり前ですね。
槇村先生には素晴らしい作品が沢山あるので、是非多くの方に読んで欲しいですね!
- 0