みんなのレビューと感想「Do Da Dancin’! ヴェネチア国際編」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:5.000 5.0

    どんな人間でもきっと何度も気付かされる

    わたしはクラッシックバレエを3歳から18歳までやっていました。

    週7のレッスン。友達と遊ぶ楽しさも恋の痛みや健やかさも知らずに16歳の時、ローザンヌバレエ国際コンクールの第3次審査までいきました。祖母と母の写真を履歴書と一緒に持ってこいと言われ、課題曲を踊る前に祖母の写真を見せただけで不合格の通知を貰いました。理由は、祖母が太っているから貴方の中には太る遺伝子がある、とのことでした。

    そのことがあり、でも大好きなバレエを辞められず、不安と疑問を身体の中に溜め込みまくり、その2年後、パ・ド・ドゥのリフト中に転落し、アキレス腱を切り、そのままバレエを辞めることになりました。

    その時、この漫画に出会い、わたしは救われました。そして今は舞台役者として活動しています。お金持ちにはなれないし、かといってアルバイトに明け暮れることもない、中途半端な役者人生ではありますが舞台をやってお金を稼げるようになりました。今、とても幸せで、これからもっと幸せになりたいと思って毎日を過ごしています。

    1度はバレエを嫌いになったけど、今の自分に切り離せない、とても大切な経験、技術、魅力、表現に全てあの時間が活きています。

    きっと、役者をやめてもこれは消えず、ずっと自分の中にある大切なものです。

    それを気付かせてくれたこの漫画に最大の感謝と、愛を。

    何度読んでも、気が付かされます。。。

    • 19
  2. 評価:2.000 2.0

    最後まで読んで、の感想

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    インタビュー記事で作者が「鯛子が好きなの」と言ってましたが、作者は主人公に対して完全にお母さん目線なんだと感じる作品でした。

    母親なら、心身ともに健やかに成長し、試練を乗り越えて夢も愛もつかむ娘なんて、それはそれは可愛いでしょう!

    問題は、このお母さんが作中の世界の神様を兼ねていることです。主人公のお母さんである神様は、娘の行く手を阻むライバルたちに、次々に病気やケガという苦難を与えます。本当に、ほぼ全員が自滅です!恋のライバルでさえも、病によりすでにこの世の人ではありません。主人公は神様が自分のためにそんなことをしているとは露知らず、傷ついたライバルたちに深い同情と哀れみを寄せます。

    そう!これは神様に偏愛されはバレリーナの物語です。

    しかし、さすがの槙村さとる!画力と構成力で、最後まで一気に読ませます。

    • 8
  3. 評価:5.000 5.0

    NEW
    大好きです

    槇村さとる先生の作品大好きです

    ついこの間モーメントを全巻読み返しましたが、こちらの作品も専門的ですが面白いです

    柔らかなタッチな絵が繊細で素敵です

    これだけの知識や画力が求められる作品を描き続けられて、本当に凄いと思います

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    大人が読むべき漫画!!

    年齢によって漫画や映画って感じ方が違うものだけど、これはターニングポイントを迎えた大人や、頑張ってる大人が読むべき漫画だと思う。そんなあなたを肯定してくれる漫画かも。
    多分若い頃には無かった感性で読み解くと、涙出てくるもので。
    頑張ることや、同じ方向見てる人と高みを目指すこと、その意義に触れられる漫画です。
    画力がその説得力を増幅させてくれるほど美しく自然。

    人生折り返し地点で新しいことにトライして、努力して努力してささやかな夢を叶えた私にとっては、唯一無二の大切な漫画になった。

    頑張ってる大人に読んで欲しい漫画。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    プリマらしくないヒロイン

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    良くも悪くも普通の気立ての女の子がバレエのプリマを張るまでのお話なのだと思います。端正な容姿とバレエ向きのサイズと骨格とフィジカルな能力と芸術センスと表現力が揃ったところで、幸福な庶民の娘が、一座を率いる気迫に満ちた華を咲かせられるかという問題が描かれています。わざとそういう設定にしてるのにやっぱりいちいち主人公の庶民加減というか貧乏臭さにイラっとしてしまうのでした。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    鯛子、プリマとは?

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    植村さとるさんの漫画が大好きです。
    セリフにも所々でユーモアが滲み出て楽しいし泣けるし最高です。
    三上くんの鯛子への思いも気になるし、たとえ庶民であってもプリマにたどり着くのを見届けたい。
    鯛子の、たとえライバルであっても見せる気づかいや思いやりに心が暖まります。
    下町生まれだからこそ発揮できる?のかもね。
    大きく羽ばたく鯛ちゃんを応援してます。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    先にフィギュアスケートの方を読みましたが

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    バレエもいいですね。絵も綺麗。
    昔読んだ、山岸涼子先生の「アラベスク」を思い出しましたが、
    なんというか、ああいう「悲壮感」が漂ってない、もっと「現代っ子」的感覚なのが
    良いと思いました。
    そして「クラシック」とは何か?という問いは、
    他のジャンル「音楽」や「絵」に関しても共通の感覚があるので、参考になりました。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    大人のバレエ漫画です。

    バレエ漫画は、子ども向けが多いけど
    これは大人の女性が主役。
    鯛子さん、静香さん、レナさん。
    愛子先生、冴子先生。
    いろいろな人の心や背景が、所々に出てきて、
    登場人物の行動に説得力があります。

    モーメントと並行して読んでいましたが
    バレエ、ダンスにこそ本領があると思います。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

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    槙村先生のバレエ漫画はもう間違いない!数多ある槙村バレエ作品の中でも、このシリーズは特にリアルで美しい。鯛子と彼女を取り巻く環境や人々が、個性的でありながらこれでもかというくらいにリアリティがある。鯛子が自分を冷静に分析しているところとがとても共感できて、夢の世界の現実が読み手の心にダイレクトに届く作品です。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    槙村さとるさんが好きで

    槙村さとるさんが好きで、読みました。
    随分前にリアルタイムで読んだ作品で、漫画も持っていました。
    この作家さん、バレエやフィギュア、ダンス等の作品を沢山描いていますよね。この漫画でもバレエの詳細や登場人物のマインドを丁寧に描いています。
    何度も読んだ作品ですが、今回も面白かったです!

    • 0
全ての内容:全ての評価 1 - 10件目/全131件

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