みんなのレビューと感想「後ハッピーマニア」（ネタバレ非表示）（2ページ目）

今も昔も痛々しく刺さる

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前作のハッピーマニアでは恋の暴走特急だったシゲカヨが、今作ではしっかり年齢を重ねている。痛々しくも、相変わらずのテンション、間で笑える。計算高くなれない、持て余す業はあるんだけど、実はクソ真面目なところがあったり。シゲカヨ、頑張って！そしてタカハシ、キモい、恋に酔って思い込み強し。
フクちゃんも大変な事になっているなぁ。フクちゃんの夫の不倫相手が計算高い熟女って、納得感がすごすぎる。
フクちゃんの「40代にもなって受身でいる気か、自分が男と遊んでやる気持ちでいかなきゃ」って発言。作中にも出てきたが、女優ジャンヌ・モローみたいや。若い頃、恋愛にのめり込んだシゲカヨも、昭和生まれ故の受身タイプって、なるほど！妙に納得。求められるから気持ち盛り上がるって部分もあるのか。大人になったからこそ、説得力、重みあり、そして辛さもすごい。最後はシゲカヨもフクちゃんも幸せになって欲しい！それなりで良いから！！

大好きなマンガの続編！

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あの青春時代にドハマりしていたハッピーマニアのシゲタカヨコが還ってきた！！ということで、ワクワクして読みました！
読んでみると、あの20代の頃のハイテンションなシゲタと福ちゃんではなく、バッチリ40代になり、ビミョーに年老いたその後が描かれていて、絶妙にリアルでした。
タカハシも別の女性を好きになってしまって、あいたたたって感じでしたが、確か結婚式当日に逃げたカヨコに「誰も永遠なんて誓えない」と言っていたし、それはカヨコに向けた言葉というだけではなく、タカハシ自身のことでもあったんだよな、と納得する部分もあり。
テンションも元気もあの頃ほどではないけれど、40代の主人公がこれからどうなっていくのか、とても楽しみです！

勢い

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ハッピーマニアは読んだことないし、ドラマも観てないんですが、なんだか昔のマンガの続編なつかしー位の気持ちで読み始めたら、勢いがあって話は楽しいし(内容は楽しくないが)読みやすくて全話購入中。
ハッピーマニア知らなくても楽しめると思いますが、知ってる方がより面白いのかな？とはいえハッピーマニアは読む気がしないのですが。
高橋が最初は良い人だと思ったんですが、驚くほどの自分勝手な人で、絶対次もダメなんじゃないのかと思います。
カヨコと同世代なので、最初は自分と重ねてしまって考えさせられたんですが、元々行動力とかある人なんですかね？　哀愁漂いながらパワーがあるので、離婚してもあんたは大丈夫！て感じ。そこは自分と違う。最終的にどうまとめるのか気になるので、最後まで読みたいと思います。

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ハッピーマニアを通ってきた者としては、ここにきて離婚て！！カヨコとほぼ同じ歳なので、タカハシが、まさかの裏切りすふなんて…すっっごい身に沁みます。。フクちゃんも悩んでるし、分かることばかり…そしてみんなちょっと病んでて、幸せを求めてるのは幾つになっても変わらないんですよね。ただこの先どうなるんだろう。いつかはタカハシと復縁するのか、それとも同じことを繰り返していくのか、あんまり精神には良くないけど、見届けようと思います。結婚てなんなんでしょうね。

前作を知らなくても相当面白い！

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安野モヨコさんのファンになったのが、ここ10年くらいなので、ハッピーマニアの方は読んでないのですが、それでも十分に面白いです。
ちらっと描写がありますが、シゲタは前作でどんだけ奔放に(そして憎めなく)生きてたんだと気になってしまいました。
結婚のその先のお話。シゲタですら、結婚してだいぶ諦めを覚えて自制して変わってきたのに、タカハシの精神は若い頃のまま、悪く言うと成長してないのは、なんだか世の中の男性女性の縮図のよう。
モヨコさんってやっぱり凄いなと思いました！

タカハシの恋相手の詩織ちゃん。あんなにキチンとした倫理観を持ったお嬢さんでも、恋愛に呑まれてしまうんだなと。ずんずん少女漫画の世界観(障害があればある程燃えちゃう)で進んでしまってるけど、二人とも、、それで本当に大丈夫？と心配になります。

続きが早く読みたい！

ハッピーマニアは読んでいないけど

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当時ドラマにもなったし何となくは知っていたけど…。好きな人ができたから離婚してくれって、タカハシ酷い！と思ったけれど、みなさまのレビューを読んでみて意外とタカハシ評価が低いので、離婚した方がシゲカヨは幸せなのか？とか、ストーカーから逃げていたのにストーカー体質のタカハシに迫られている清純派の彼女は大丈夫なのか？とか思いを巡らせています。フクちゃんと愛人の対決も気になるし先が楽しみです。

緩急つけた話の展開に引き込まれる

ハッピーマニアは未読ですが、
アラフィフ世代の話なので、ちょっと
読んでみたら、グイグイ引き込まれました。

離婚、別居、浮気といったドロリとした
重いテーマなのに、
クスッと笑える要素も入れながら
ジェットコースターに乗ったような上げ下げ感
で話が展開していき、そのスピード感に
一気に引き込まれて配信分を読んじゃいました。

サブキャラ含めてさまざな展開も同時進行で進むのに、全く雑な感じではなく、それぞれキャラ立ちしていて、話しも混乱しません。
安野先生はやはりスゴすぎる！！

アラフィフ世代なら、誰でも刺さるポイントがどこかにあります。
フィクションにほんのりリアリティが混じるだけで、余計に現実味を帯びてくる。。
うちの夫も誰かとお茶してるかな、
とちょっと思っちゃいました（笑）

相変わらず爽やかでオシャレ

ギャグティストで毒がなく安心して読める
他作品の様に夫婦、家族の危機を題材にしても
暗い感じにならない、ハッピーマニアを見返し
最初に出てくるモテないギャルと地味顔の本屋の青年が結婚したという驚き笑、そして仕事を頑張り美容にも気を使う器用な女友達の方が子供がなつかなくなる真面目で頑張っていても幸せに慣れない夢の無い現実までさらりと書かれている💧
この辺も作者が違うと生々しく暗い展開に
なりがち、この人はオシャレにスマートかつ
ギャグティストに書くので見てて疲れない
流石安野先生という感じでした　どんなテーマ
でも爽やかな風がふくように書く才能は
凄い

大人の惰性な日常にあるモヤみ

前作は主人公がアイデンティティの確立前な感じもあり、振り回してくるダメ男とのやりとりもダメ男の放つダメ語録も「利己主義ソシオパスとの遭遇」みがありました。

爛れた人に触れてないとは非現実的なんだけど、一旦触れると本当にリアルに感じるのようなあるある感。だからこそこちらの心を非常に強く掻き乱すし、すごく苛つき具合があると言うか…。私は「読んでて読みたく無い本」「辛い本」という感想だった。

でも今回は主人公も大人になって自我も確立したうえで相対していくので、そういう苛つきが芽生えないんです。
同じモヤみでも、読んでいて与えられるのは地に足がついた所にある（例えば会社でうまくいかないとか、みたいな）身近な感覚での共感やモヤみ。
アイデンティティを揺さぶってくるようなストレス味の強さは無くて、諦念やどうしようもなさと共に生きていく大人が持ってるモヤミ感。

このまんがは最後どこに向かうんだろう、って非常に気になります。

さすがモヨコ先生

前作をリアルタイムで読んでいた時は自分も若かったのでただただ笑ってましたが、今この続編を読んで、怖いなって思い、よくよく考えたら前作もけっこう怖い話だよなって思いました。脂肪という名の...みたいなモヨコ先生ならではの怖さ、しっかりハッピーマニアにもあったんですよね。若い時は気づかなかったです。そんなふうに、深い話なのに深く見せないのがさすがモヨコ先生だと思います。だけど後ハッピーマニアは主人公の年が年だけにリアルに重くなりそうでさらに怖い...。若さって無敵、そして年取るってキツイ。