3.0
芝居の興行についてよく取材されていると思います。芸人は昔も今も不安定で金持ちかパトロンでもいなければ生きていけないとよく分かります。
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芝居の興行についてよく取材されていると思います。芸人は昔も今も不安定で金持ちかパトロンでもいなければ生きていけないとよく分かります。
河惣益巳先生のデビュー時からのファンです。先生の歴史モノが大好きで単行本も全部持ってますが他の方のコメントも見たくてアプリ版も見てます。
他の方も言われてますが最近の先生の絵は雑になった感は否めませんね。
でも、ストーリーはしっかりしてるので次が見たい!となります。
この作品は名古屋が拠点になってるので自分が名古屋人のせいもありますが名古屋弁や地名になじみがあって楽しく読ませてもらってます。
先生も確か豊橋出身だったと記憶しています。(違ってたらごめんなさい)
とにかく、話はおもしろいので読んでほしいです。
華ある女形歌舞伎役者(男性)と粋なパトロンのBL恋物語ありつつ芸の成長物語。
今現在の世襲の格式張った歌舞伎とはまた違う大正時代のそのまま大衆芸能な歌舞伎のお話。
人物(歌舞伎運営側、そして大衆)のノリが、キップが良いというか、投げやりな喋り方なんだけれども、芸事の核をついていたり、そしてまた、何の知識も先入観もない普通の大衆が本能的に魅せられたり、大正時代の大衆芸能としての歌舞伎の雰囲気がとても伝わってきます。
作者さんの作品昔から見てましたが雑になった?感があるのが残念。絵は好みがあるかも。御曹司彼の家庭の事情とお姉さんにはドン引きした。お姉さんの努力は尊敬するけど何も悪くない祖母への態度は最低!何より自分の子供でもないのに夫の子供達だからと全員育てた奥さんスゴすぎ。着物キレイだし歌舞伎の世界は知らないから勉強になりました。