1.0
残念な作品
昭和時代、「生徒諸君」は斬新で面白かった。シリーズ化していくにつれて、台詞が陳腐になり…、いつまでも昔を懐かしむ内容に無理やり感を感じ、読まなくなりました。
庄司先生は元々絵は上手ではないのだと思います。今回の作品もバランスが悪いし、子供達だけで渡航させるという非現実的な設定にびっくりしました。
海外では子供に関する犯罪が日常的にあるので、通学でさえ親が同伴ですよ。子供が1人で通学するために地下鉄に乗るとか、日本以外ではあり得ないことです。
今回の作品は、途中で別の作品と交互に編集されていますが大変読みにくいです。育児放棄などの題材を子供達だけで解決していくという出だしは「生徒諸君」ならではのストーリー展開。
フィクションとしても読むにしても、現実離れしている様々な点で感情移入出来ませんでした。もう「生徒諸君」シリーズは終わりにした方が良いと思いました。
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