3.0
最初の方が面白い
主人公美世が気の毒すぎて、最初の方は読むのがつらかったくらいです。
異父姉妹の妹をはじめ、嫌な奴がたくさん出てきます。
印象的だったのは、町に使用人のゆり江さん(すこぶるいい人)と買い物に出た美世が、一人でゆり江さんを待っている間に、妹とその夫(美世の想い人だった人)と出くわして、妹にひどい言葉を浴びせられたシーン。
戻ってきたゆり江さんに、美しい笑顔で挨拶する妹を見て、美世は「ああ、ゆり江さんも、妹の味方になってしまうのだ・・・」とがっかりするのです。
女性って、家族でも学校でも会社でも、そういう人いますよね。美人で外面が良くて、特に男性にいい顔をして、一方で弱い人や見下している人に対してはひどい態度をとる人。
会社で、過去数年、そういう(美人ではなかったけれど(笑))、マウンティング女がいたので、それを思い出してしまいました。
コミック以降は、小説でも読みましたが、コミックの方が絵もきれいで面白かったです。
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