【ネタバレあり】焦がれて焦がしてのレビューと感想

所々感動して所々モヤッとする

長年片想い健気ちょっと嫉妬深いワンコ？攻めと疲弊しきった高身長割りとツンデレ思考？幼馴染み受けのお話でした。

最初の東京で偶然会うことがない攻めとたまたま出会えた幼馴染み受けの喜びが顔に思い切り出ちゃった！感が可愛くて、そして受けを見て攻めが「かっこいっ」って一人思わずぼやいてるシーンに惹かれてどう話が進んでいくのかなって楽しみながら読み進めていたのですが、何と言うか実質お付き合いを始めますってなってからの方が個人的に話にちょっとモヤッとすることが増えてしまいました。

幼馴染みで友人で家族に近い、って言うのはわかるし攻めの片想いとしても受けの攻めに対する想いにしても、時に微笑ましかったり共感に近いものを芽生えたりしたのですが、
幼馴染みで友人で家族に近い、と言ってもお互いにもう少し“恋人に対して”言葉にしてもよかったんじゃないかなとも思う。攻めが好きだと言葉にしても受けは言葉にしていない、それはまあ態度とかでわかるはわかるけど、やっぱりそこは疎かにしてはいけないからこそ言葉が存在するのでしょう。
その後ちゃんと謝れる攻めもそもそもずっと引き摺っておかずにいてくれてる受けも素敵でしたが、言葉がちょいちょい足りねーんだよなー。このふたり。と所々でモヤッと。

幼馴染みとしては素敵なふたりでしたが恋人としては微妙な感じのふたりでした。

すごくよかったです。冷たそうに見えるのに優しくて大人な性格の総一が悠次を全部包んでいるような感じでした。
イチャイチャしてる所はそう多くないですが、ベッドの中でも何してるのかわからないって事がなくてすんなり読めます。
主人公たち以外のキャラにも味があって、嫌な奴が出てこないのも良いです。

一途なワンコの攻がいじらしいけど、一歩間違えれば鬱陶しいレベル。そもそも受がゲイでもないのに何故受け入れたのかが謎。

学生時代片思いだったサラリーマンと偶然再開したカフェバーのマスター。
仕事に疲れきったサラリーマンの為、毎日健気に食事を作ります。
まだ始まったばかりの二人の関係なので、もう少し続きが見てみたいです。

ご飯がとても美味しそうで読んでいる間、お腹空きました。笑っ
幼馴染み、気持ちが最初からわかっていて両思い。
2人が可愛くてよかったです。