3.0
個人的に
にやまさんの作品はいつも明るくて楽しく読める、という安心感があったので、今回は少しだけ、読み進めるのがつらかった?かもです。
それぞれの境遇に生々しい現実感があって感情移入してしまい、ちょっとこちらもつらくなって。それは当然作家自身の描写力が秀でている故ということに他ならないけれど。
生き辛さを抱える二人が寄り添って生きて行こうとする様はとても優しく美しい。
それだけに、ここで終わり?と惜しくも感じてしまうのです。
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