【ネタバレあり】Hatchのレビューと感想

愛情ってなに？

アラサー女子は幸せになれるのか？
よく題材になりますが、今回の主人公は母親の
せいで青春さえもなかった気がします。

娘の幸せだけを考えて生きてきたと最後の方に
母親が言っていましたが、執着執念というものは
人を鬼にしてしまうんだなと思いました。
見ていて苦しくなりました。

だけど、主人公が自分の幸せは自分で決めると
言い切れて本当に良かったです。

恋愛に臆病だった女の子が、生涯独身だった叔母さんの死をきっかけに、一歩踏み出すお話です。
自分は娘がいるので、なんというか、少しお母さんの気持ちになってしまったかも…
のえみちゃん、頑張れーとずっと応援してました。

こういう子いるなぁと思った。実家暮らしで子供のころの友達と今でもべったり。親には逆らわないし逆らえない。
読んでいてあまり気分は良くなかったけど、実際にこういう子知ってるから、リアルさはとてもあった。

28までお母さんの言うこと聞いててすごい。でもそれだからこそのピュアさと、母にへの優しさが主人公の魅力かなって。親ってそんなに簡単に切り離せないですよね。

アラサー女子の現実が赤裸々に描かれています。
ヒロインは28になるまで男性経験なし。
子どもの頃大好きだった独身の叔母の死を通して自分の今までを見つめなおす。
絵は丁寧できれいです。

共感

主人公と同世代だからとても共感出来る。登場人物の言葉が一つ一つ重く読んでいて勉強になる。絵柄も読みやすくおすすめの一冊です。

誰でもいいから結婚したいと言いながら、ある程度見た目にはこだわると言う本音がすぐでて生々しいと思いながら共感しました。

面白かった！

過保護の母親、怖かったし、凄いいらっとしながら読んでいましたが、最後主人公がバッサリ母に自分の思いをぶちまけられてスッキリしました！面白かったです。

感情移入しすぎてもう。。

主人公が母親に縛られているのが、そこまでじゃないけど自分にも心当たりあって、染み込んでくるような話です。
私はどうやって一歩踏み出そうかな、と思いながら読んでいます。
続き待ってます！

幸せになってほしい

絵が繊細な柔らかな感じで心地いい。内容は重厚感あるんだけど、重々しく苦しくならないのは絵のおかげ？お母さんも娘かわいさからの＆主人公もお母さんを大切に思うからこその縛りなんだろなぁ。どっちも笑っていられる未来を迎えてほしい。