3.0
大腸がんの漫画から
作者の絵がもっとみたくてやってきました。少しベッドシーンが多いように思うけれど(男性の快楽から何を得ろというのだろう…)、山荘の雰囲気や時代の風俗などの知識があるようなのは、とても好ましい。大腸がん闘病記でも感じたけれど、この作家さんはからくり細工の動態の写生が瞬時にできる人だと思う。子連れ狼の作画者に匹敵する画家だと思う。だから、現代の大病院の検査機器を筆の一振りで描けてしまった。
この漫画の内容については、まだ途中なので断言はできないけれど、ヘテロのロマンチストにとっては、お決まりの重要な盛り上がりや緊迫感に欠けているのは如何ともしようがない。BLというジャンルに入り慣れた人にとっては楽しい心理劇があるのかもしれない。
by
マンガ苦手な方
- 0