4.0
考えちゃう
心の闇っていうのか。
最初のお話のトヨは幼い頃から名前も呼んでもらえず厄介者として育ったのが、売られた先で誰かと添い寝できる幸せを見つけると言うものですがなんか切ないけど本人はそんなに不幸だと思ってないのかそう言うものなのか。
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心の闇っていうのか。
最初のお話のトヨは幼い頃から名前も呼んでもらえず厄介者として育ったのが、売られた先で誰かと添い寝できる幸せを見つけると言うものですがなんか切ないけど本人はそんなに不幸だと思ってないのかそう言うものなのか。
タイトルからして不気味なかんじがしましたが、読んでみて気持ち悪かった。絵は上手いと思うのですが、グロ耐性がないとキツイかな?
絵がかなり、辛さを倍増させます。。。体型は子供なのに大人の顔が不自然に感じました。内容もかなり、酷くて。名前で呼ばれないから自分の名前がわからないとか。。。牛と一緒に寝るのが暖かいとか。。。
子供時代、愛情を向けられなかったからでしょうかね・・・。
なかなかに歪んでしまっていると思いました。特に勝ち気な先輩がすがってきたときぞくぞくするとか、腐っているのに添い寝してる、とか・・・。
でも、つらい思いをした分、幸せになってほしい!と思ったのに、まさかの展開!!どうなる!?
トヨは、親もなく親戚をたらい回しにされ、牛小屋で牛と寝ていた。親類の男に手籠にされたが、隣に誰かが寝てくれることに喜びを感じた。遊郭に売られても、隣に人が寝てくれることが嬉しかった。なぜ、心中しようとした男が一人で死んでしまったのかは謎ですが、心の優しいトヨが憐れでした。
今の時代にはない女性の強さに感服。
実際にあったことなのかどうかはわかりませんが、昔の人は人間の質が違うなと。
すごい。の1言。
ぼっけえきょうていの岩井志麻子さんの作品とあって、物語の展開がそっち方向で、驚きの連続、すっかり引き込まれてしまいました。
今まで読んだ事がない、衝撃的な出だしです。主人公に感情移入は、なかなか難しいですが、少しでも彼女に良い事があるように、読み進めています。
全ては幼少の頃に形成され、それが人生に反映されてしまう。
と思うと気の毒な運命に思ってしまうけど、どこかで幸せを手に入れてもらいたいなと思いながら読んでいます。
岩井志麻子恐るべし、といった感じでしょうか。ストーリー、台詞の言い回しなど独特です。絵もまた独特でクセが強いですが、この作品は楽しめます。