みんなのレビューと感想「[小説]欲望と純潔のオマージュ」（ネタバレ非表示）

うっとり

ネタバレ レビューを表示する

作者さん買いです。やっぱり良かった。うっとりするほど甘くて、情景の描写がとても美しいところが好きです。
ストーリーは、外国人の才能あふれる芸術家と、優しくて綺麗で不幸な境遇の青年の話です。自分の心を殺して生きてきた青年が限られた期間過ごした相手と恋に落ち、一度は自分から手放して失ってしまうものの、自分が重い病気であることを知って会いに行き、残された時間をボロボロになりながら相手に捧げます。最後はもちろんハピエン。
この作者さんの他の作品同様、この作品もこれでもかと泣かせるシーンが多く、涙なしには読めません。でも安っぽさは感じず、どっぷりと作品世界に入り込めます。
美しい情景と、ボロボロ泣ける展開、愛し合うシーンのうっとりする甘さ、その絶妙な加減の大ファンです。

胸がギュと痛くなる

切なく健気で気持ちがすれ違ってる時の場面は涙なくしては読めない。2人の気持ちはすれ違ってても想いが強いからこその展開に読み応えあって読まなきゃいけない1冊。