5.0
「この世界の片隅に」を読んでこの作家さんが好きになりました。
ほんわかした絵と時々入るギャグで助けられるけど、それでもやはり戦争や原爆の悲しい思いが伝わってきて、改めて平和の大切さを思います。
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「この世界の片隅に」を読んでこの作家さんが好きになりました。
ほんわかした絵と時々入るギャグで助けられるけど、それでもやはり戦争や原爆の悲しい思いが伝わってきて、改めて平和の大切さを思います。
話が繋がるのかなぁと思いながら読みました。
戦争は嫌ですね。
登場人物のみんなに感情移入してしまいました。
こうのさんの作品‼️ ほんわかタッチの絵から、登場人物の気持ちがすごく伝わります。キャラも広島弁もすごく可愛い。
誰かが自分を本気でしんでほしいと願う…なんて怖いんだろうと思いました。
もう亡くなりましたが身内に被爆者がおり、あまり話したがらなかったけれどちょっと聞く話でも壮絶でした。
身体中にガラスが突き刺さり、付けていたエプロンが皮膚にはりついて離れなかったのだとか…。
普通の毎日を過ごす人達を描いてるからこそ伝わってくるリアルがありました。
昭和20年8月15日で、戦争が終わった訳ではないのだな。と思ってしまいました。
民間人を標的にした原爆のなんと愚かな事か。
間もなくNHKでドラマ化されるようですが、現代パートの設定が違いますね…。
原爆を投下された広島が舞台です。
そこで生き残ってしまった罪悪感を抱きながら、日々を懸命に生きていく主人公の葛藤を、優しいタッチで丁寧に描いています。
アメリカは原爆を投下して終戦を迎えたら、それで終わったのかもしれませんが、被爆者の心身では、原爆の悪夢が続いているのです。何世代にも渡って。
日本で、戦争体験者が少なくなっていますが、決して忘れてはいけない市民目線の真実を教えてくれる貴重な物語です。
ところどころ、クスッと笑える描写があるので、重くなりすぎず、救われます。