5.0
189話まで読みました。
無料の153話まで毎日チャージで読み、そこから月額に入って初月は189話まで読みました。
中古で書籍版全2巻も買ってみましたが、内容は最初の30話と全く同じ内容で無駄でした。
ネタバレしないように書きますが、話は後々復讐編に切り替わるという事だけ知って読んでいていいと思います。
「復習して気分が良くスッキリ」と言うだけの話ではありません。
イジメの加害者の生い立ちから何から、イジメの構造に関わる部分も描写し展開図の様に描かれます。
面白いと思ったのは、元々根深く腐ってしまった加害者グループ達の自己中で表面的な厨二病的価値観と、まっすぐ育った主人公が被害に遭い追い詰められて語り出す価値観、この対極性が個人的に面白いと感じました。
真っ直ぐな人間もイジメにより腐敗側の恨み憎しみが伝染し、取り込まれます。
さもなくば被害者でい続けるかのどちらかでしょう。
だからこそイジメにより失うものは大きく罪も深いとわかります。
主人公のブレない憎しみが、被害の大きさの現実を教えてくれます。
この様にブレない被害者は現実にはいないのかも知れません。
そこだけがファンタジー要素だと思います。
これはそこから生まれた物語だと言えます。
189話でまた新事実の匂いがしているので、ここまでずっとシンプルに描かれて来たイジメの構造に不要なエピソードがゴテゴテ増やされないかとやや心配になりつつ、ここまで来たらラストまで読もうかなと考えています。
この作品以外は無料分を読んで暇つぶしにしかしていなかったので、これを読み終えたら月額解約の予定です。
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