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5.0
何につけても論理的に説明してしまう整くん。ミステリーと言う勿れというタイトルですが、立派な広義のミステリーに分類されると思います。そこが面白い。けれど作者さんはそういう括りできっと読んでほしくないんでしょうね。論理的な説明もいくつかはその分野では有名な例えだったので、作者の方の自己投影などではなさそうです。また、女性目線での話が多いと他のレビューにありましたが、整くんがなりたい仕事を知って納得しました。女性目線というか、家庭と子供ですね。子供の親としての女性。整くんのような先生が増えるといいと思います。
26
5.0
サイコ〜に面白いマンガに出会ってしまいました！
私の好みにどんぴしゃり♡
お友達も彼女もいない、カレー作り好きの物静かな大学生 整くん（ととのうくん）。
ある日、事件の容疑者にされてしまいます。
その事件の後から後から更に事件に巻き込まれたり、刑事さんに頼られたり。
静かな彼の生活がザワザワし始めます。
この整くんの穏やかで静かな語り口と彼が発する言葉。
すごく胸に響きます。
素敵なこと、いっぱい語ってくれます。
絵はとてもキレイですが、事件が起こります故、ごく稀に亡くなった方の描写はございます。
グロテスクではないと私は思いますが、感じ方には個人差がありますので、苦手な方は少し覚悟が必要です。
女性でも男性でも楽しめるし、
とっても奥深〜い、素晴らしい作品ですよ〜♪
21
5.0
BASARAから好きでやはり作者買い。
どんな作品なんだろ？と思ったら、やはり田村先生。ストンと落ちる言葉にストーリー展開。サクサク読めてしまいます。
警察官の人との関わりも大好きです。
早く続きが読みたい！
私が今のところ、凄く衝撃だった言葉は「なんで人を殺しちゃいけないんだ？」という問いに主人公の整(ととのう)君が答える言葉。
戦闘に入ったら、二枚舌で語られるようなことなんですよという答え。
まさにその通り。日本は今、秩序を重んじる時代に生きてるからいいけど、戦闘に入ったらよりたくさん殺した人が英雄となる。世界にはまだ戦闘区域なんか沢山ある。
まさにハッとする目から鱗の語り。さすが田村先生。正面に投げかけられているようでグサグサくることがいっぱいだけど、大好きです。
17
5.0
読んでみました。
これ、田村由美先生だったのですね…！田村先生と言えば、BASARA。小学生の頃読んでとても面白かった作品でした。
あれから随分時は経ちましたが、なんというか…感慨深い。
話の内容は題名の通り、ただのミステリーという勿れ、主人公の整くんから発される言葉がどうにもこうにも心に突き刺さる。言いたくても言えない事を飄々と言ってくれる。
真実と事実の違いは、TVのミステリーなんかで「真実はひとつ‼︎」とか【真実を暴く！】とか簡単に言っているのを見て、(そんな簡単に薄っぺらに言うなよな)と思っていたので、整君がちゃんと説明してくれたのが凄くスッキリしました。
そしてなんと言ってもこの言葉を書いている田村先生がやっぱり凄いなと思いました。
16
5.0
大好きな作品です。2020年に出会った作品で上位に入る面白さです。
早く次巻が出ないかな〜と楽しみになる。
私はミステリーを読まないし詳しくもないし推理とかトリックとか飛ばして犯人見ちゃったりする人間ですが、この作品は飛ばさずにちゃんと見ます。
ミステリーや謎解きがメインではなく取り巻く人間間の描写や思想がメインだからだと思ってますし、そこが楽しみで見ています。
叔父に勧めたところ、「面白いけどこいつ屁理屈ばっかじゃねーか」と言ってて、面白いなぁ〜そう思う人もいるんだぁとくすりとしました。
その屁理屈に救われる人がきっとたくさんいると思います。
個人的には煙草森さんの独白のいかれっぷりが良かったですね〜しかもそれを凌駕するいかれっぷり付きで作者さん凄いなー！と感服です。
一巻読んだらもう虜だと思います！是非読んでみてください。
16
5.0
すごく面白い
一気に読んでしまいました。登場人物の一つ一つの言葉を聞き落とさずに拾って丁寧に繋げていく感じ。
それとは別に苦しんでいる人に対して論理的に話をしたうえで自分は当たり前のことを言っただけで感謝されるような事はしていないと言うような雰囲気が汲み取れる。その当たり前を自信を持って言えて、それがその人の求めていた言葉、分かって欲しかった所だったりするからとても気持ちがいい。
16
5.0
平日の夜中に、無料の１話をたまたま読んでみた結果ただいま朝方の4:30分
気付いたら20話目までハマり過ぎて読んでしまってました！今日は仕事なのに！
これは恐ろしい漫画です！
アクション系もサスペンス系も、ミステリアス系の漫画も好きじゃないのに...
こんなハマって黙々と読んでしまうなんて。
19話目の実の父親に会いに行く為に京都行きの新幹線に乗ってる女性の話し
育ての母が新幹線に同乗してて現れて、別れ際のやり取り....
あのシーンは鳥肌が立ってしまって
寒くて寒くて！一旦、読むのを中断してレビュー欄に逃げて来ました(;_;)/~~~
急にゾックゾクする本当におぞましいカットがあるので、こういった系統の漫画を普段から読まない人には不馴れで怖いですね～
でも面白いので止まらない予感してます。
14
5.0
初めて田村先生の作品を読みました。無料で、かつランキング1位だったので。それだけ凄いなら…と読んで行ったら、淡々とただ、聞かれた事に答え、聞かれてもいない事に疑問を持ち、やはり淡々と喋る。。（「常々思ってるんですけど…。」が、名セリフ。）その淡々さが、わざとらしく無いので、嫌味にならず、他人の生き辛さにアドバイスを与える。最初、そう切り出して行くので、読んでる側は、整君の反応、目線、そして言葉に期待して、ワクワクしてしまう。リバース。
その繰り返しなのに、様々な知恵、知識を得られる気がして、問題解決していく様子が面白いです。
ところが、本人は、そんはでしゃばった感じではなく、全く持って事件に巻き込まれて行くだけ。カレー作ったのに５日も帰れなかったり、美術館で見たい絵画があったのに、観れなかったり。本人は不幸になっていくのに、周りの人はどんどん少しずつ救われて、少しずつ幸せになっていく。犯人も自覚の有無に関わらず、罪を認めざるを得ない状況で、自ら自白していく。そして、やはり罪を暴かれて不幸になるはずなのに、本人にも罪に問われる前にやるべき事があったのでは？と問いかけて諭す。（中には諭せないぐらいヤバイ奴もいます。）本当に面白いです。誠実で純粋な人ほど、過ちを犯したり、実は捕まえて欲しがっていたりするじゃぁ無いかなぁと、ふと思ったりします。
整君、是非次はドラマ化に期待します。配役は、髪の毛ののイメージだけですが、『ハルさんの休日』の渡部豪太ワタベゴウタさんでお願いします！！背も高いし、モデルっぽい雰囲気なので、是非！
13
2.0
Episode1(1話〜5話)を読みましたが…
空想の世界だとしてもお粗末すぎるという印象でした。
整が超能力者みたいなのは良いんだけど、真犯人の刑事が 寒河江を殺したことと、整に罪を着せようとしたことが不自然すぎる。
轢き逃げしたのが寒河江の車だと突き止めたのに運転者が誰だったかには関心を持たないなんて有り得ない。現役の刑事なのに。
それから冤罪事件を作り上げたらリスクが高くなるから ここは被疑者不明で迷宮入りを狙うとこでしょ。
寒河江は権力者の息子なんだから尚更騒ぎが大きくなり、その犯人には注目が集まり冤罪だってすぐにバレて面倒なことになるはず。
整のキャラ自体は面白いんだけど、エピソードが全然面白くないとても残念な漫画でした。
16
5.0
無料分を読んで、整君の持論展開にハマってしまいました。
つかの間のトレインまで購入して読みました。
あの絵手紙があらわす言葉は、本当は誰に宛てた言葉なのか。
育ての親の話は言葉だけで事実が語られたけど、真実はどうなのか…
整君の言葉の「事実と真実は違う」を思い出して、
生みの父母から見たら別の事実があるのかなと深読みしてしまいました。
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