4.0
不思議な雰囲気をかもしだす作者さんです。
どの作品も読みはじめるとぐいぐい引きずりこまれます。
華やかで癖のある顔のヒーローが優しくて目が離せない。
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不思議な雰囲気をかもしだす作者さんです。
どの作品も読みはじめるとぐいぐい引きずりこまれます。
華やかで癖のある顔のヒーローが優しくて目が離せない。
父親に望まれず存在を否定されて育ったイヴは男性=父親と考えてしまっていて男性不審です。ドラコも結婚に失敗して愛が分からない男性になってしまっていてこの二人を結びつけたのはドラコの娘ジョージーだと思います。
佐伯先生の作品は昔好きでいつも読んでいたのでこちらを読みました。
絵が昔からほとんど変わってないですね。
出生にまつわるネガティブな出来事を引きずるヒロインが色んなことを乗り越えて愛を信じられるようになるのか…ハーレクイン定番のストーリーですが、さすがに達者な佐伯先生の作品です。
かよの先生なら、もっと広がりのある、非現実をリアルに描けるはずなのに、大雑把な概略みたいなストーリー展開のまま、終了してしまったような残念感が気になり★ひとつ減らしました。「あきひ」の雰囲気漂うイブさんには好感が持てるだけに、残念かと思ってます。私には「あきひ」「緋の稜線」をもう一度、読みたくなる、そんなかよの先生の世界を思い出すための作品でした。
紙媒体で読んだ作品ですが主人公が周囲の愛の形を目の当たりにして愛を信じられるようになっていく話です。
また、佐伯先生の作品は魅力ある画で惹き付けられます。
父親に望まれなかった主人公が、結婚に失敗した男性とその娘のおかげで、大切なことに気づくお話でした。
佐伯先生の絵は素敵なんですが、唐突に出てくる弟や母親の妊娠など、エピソードがてんこ盛り過ぎて、消化出来ない部分もあり、星3としました。
純粋で高貴なイブが真実の愛に出会い、迷いながらドラコとの愛を手に入れていく過程に優しい気持ちになりました。
また、ドラコの娘の素敵なアドバイスや優しさにホンワカさせられました!