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SNS用に事実より盛り気味の写真をアップして、いいねの数で自己肯定感を高めたり、何かと直ぐにネットで検索して情報に振り回されたり、現代人のあるあるを、主人公のハナコを通して共感できて親近感がわきました。そんなSNS用の写真に忙しいハナコに馬鹿にしたような発言をするナツメくんは嫌な奴かもしれないけれど、言っていることは正しくもあり、もっと目の前にいる人とのコミュニケーションを大事にして、等身大の自分を表現すればいいことをナツメくんを通して代弁してくれているように感じました。ナツメくんのように綺麗な顔で感情をあまり表に出さないスーンとしたタイプの人は誤解され敬遠されやすいけど、実は優しくてひそかに傷ついたりしている、そんなイケメンキャラと主人公との恋愛模様を描いた作品は大好きなので、ツボでした。途中に登場する宮沢さんのお陰で、ハナコの行動にも拍車がかかっていくのですが、この宮沢さんのキャラと語尾に〜ッスとつく喋り方が面白くて好きでした。
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