4.0
この作者さんのお話はどれも内容がしっかりしていて引き込まれるものばかりなのでよく読ませてもらってます。最初の話が一番好きです。
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この作者さんのお話はどれも内容がしっかりしていて引き込まれるものばかりなのでよく読ませてもらってます。最初の話が一番好きです。
吉原や赤線といった昭和の時代の社会的タブーを題材にしながらも、そのような時代を生き抜いた人達の人間ドラマを見事に描き出した名作。
今はこんな目に遭わずに済むから幸せな時代です。この時代の人たちにとって、女性はどんな存在だったんだろう。
昔は貧しい家庭の女性は女郎として売られていたという悲しい話です。当時の価値観と今の価値観は違うのでしょうがもし自分が…と思うとやりきれないと思いました。
今では考えられないような生活をしてたんだなぁ。戦後の女の人は大変な思いをして生き抜いたと改めて思った。
お嬢様でも、吉原に売られるのは痛いけど、昔にとったらこれが当たり前なのかな?うちの場合は、女郎に売られて当然な気がした。
年代ごとに身体を売る女たちの生きざまを描いています。どの話もせつないのですが、すらすらと読めてしまいます。
うーん、どのはなしも少し暗いというか悲しいはなしでした。
当時は、実際にこんなことがあったんでしょうね。
なんだか主人公が報われない。
けどその後にきっと良い出会いがあり幸せになったのだと信じたい。
おちょろ船は実際にあった話なのでしょうか?
絵はキレイで読みやすいし、話もわかりやすかったです。
吉原の話は他にもたくさん読んでいますが、この本も過酷な女性の姿が描かれています。