3.0
作者のキャラへの愛情不足を感じた
ヒロインが無鉄砲な勘違い行動を起こすのは、たいていヒーロー側の事前説明不足から。
まあ、物語を事件に進めていくためには必要なことなんでしょうが、ヒーロー側の過失としなくて済むような良い理由付けを作者が用意しておくべきだと、個人的には思います。
そういう観点で、プロットの練りが足りてないように思われる作品でした。
最後、親友が変な男を紹介した過失にしてしまっているのも同様。
過失ではなく親友も被害者、という理由を作者がちゃんと用意すれば良かったのを怠ったように感じられました。
結果として、キャラクター達が作者に愛されていないような。弁護してもらえていないような。そんな残念な印象が残りました。
ビビアンだけに手間暇愛情かけたんでしょうね。
とは言え、総合的な物語、絵柄、キャラ設定は好みで面白く読みました。
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