3.0
まさにタイトルどおり
甘さを期待しては、決してなりません。
バッドエンドではありませんが、ハッピーエンドと言えるほどでもなく。
騎士が良い人なので、恋に落ちて欲しかったのですが、最後の最後まで、ヒロインの心の殻は固かった(ヒビは入ってそう)。
そう、最後まで清いままの二人。
理不尽に異世界へ召還され、酷い仕打ちを受けたことに対する仕返しを、ヒロインが地味に続けるお話かと。
ヒロインは、親兄弟の哀しみを思えば、自分は決して騎士を許してはいけないといったようなことをしばしば考える。個人的には、目の前にある幸せ(騎士)を選択しないことの方が、親不孝のように思えまして。
人の発想とは、人それぞれだなと思う今日この頃です。
by
ミルクウエイ
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